【感想・ネタバレ】まほり 上のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

300ページないのに、1ページ毎の密度が実質的にも内容的にも濃ゆいので、読むのは頭使う。
が、面白い。たぶん、こんなにも説明されても理解できていないことがほとんどなのだが、勢いと要所要所の振り返りのようなところで納得し、読まされた。
下巻も楽しみでたまらない。

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2023年07月24日

Posted by ブクログ

地方の山村に残る宗教絡みの風習がとても興味深い。
神社に行くと必ず由来を読むのですが、それが神仏習合や廃仏毀釈などの結果として歪められたり後付けになったりしていると想像したことが無かったので、これからは違った意識て見られるかも。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

どんな話なのかなと読み進めてみたらどんどんはまっていく。おもしろい。続きが気になる。歴史的背景などについてはなかなか理解しきれていないけど、それでもおもしろい。古い社やお堂の表現にはこちらも薄ら寒くなってくる。でも追っているのは史料に基づいた現実的な解釈で、どうなっていくのか楽しみ。下巻の展開もとても気になる。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

骨太の歴史民俗ミステリーでした。
膨大な資料と考察から真相に迫っていく。またそれだけでなく、しっかりとドラマがあり、夢中になって読みました。
諸所で挿入される学術的な話も興味深く、作者の持ち味が存分に生かされていると感じました。それがテンポを乱してしまってもいるように思いましたが、この作品の魅力を損なうほどではないです。
地方の因習、風俗に根差したミステリーやホラーが好きな人にぜひおすすめしたい作品です。

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2023年08月13日

購入済み

細かいところが気になる作品

全体として、シナリオはよく練られている。
が、細かいところで引っかかる点が多すぎる。

まず、あまりにもアカデミックな視点からしか物語を見ていないとでも言えばいいのか…ちょっと民俗学的知識のある人間なら序盤で思い至るような真相に、おそろしく迂遠な手続きの果てに到達する。
物語ではなく学究的プロセスを描きたいかのよう。
ドキュメンタリーなら面白く読める部分だが、物語として必要とは言い難い点も多く、主人公はこうした知識を披露するためだけに特定の発想に誘導されていると感じる。
頭がいいとされているのだから、せめて一読者である私が思い至る程度のことには思い至ってほしかった。

2点目。
文章の癖というのはどんな作家にもあり、同じ表現が何度も繰り返されるのは常だ。問題はそれがことごとく、平易な語彙でない点。
別に教養を要するような語彙があってもいいのだが、頻出すると悪目立ちして、読むリズムを阻害する。
具体的には「あえかに」「連絡のある」「猖獗を極める」などだ。「連絡」はメールや電話の意ではない。

それから、学術的なことを話しているときの精緻な台詞回しが、恋愛めいたものを書こうとしているシーンになると急速に瓦解する。
現代の大学生として些か以上に不自然な言葉遣いや、少年漫画のラブコメヒロインでももう少しマシというくらいベタなリアクションは、正直ちゃちい。

概して、タイトルと「蛇の目」というファクターだけでもう予想がついたオチから、何ら外れることはなかったが、それでも骨太で読ませる作品ではあった。
もうちょっと作品のダイエットみたいな部分を心がけてもらえたら、他作品も読んでみようと思えたのだが。

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2022年04月17日

Posted by ブクログ

 この筆者……本当にすごいな、この語彙力……国語辞典が頭の中に収まってるんじゃないだろうか……? そして優秀とは言え、大学生にここまでの語彙と知識でもって高尚な会話を繰り広げられてしまうと、己が不甲斐なく思えてくる……(汗)
 そんな嘆きはともかく、民俗学の視点から地方の謎に挑んでいくホラー+ミステリーのこのお話。文庫自体の薄さに騙されそうになりましたが、とんでもない密度の超大作ですね……。言葉も内容も難しいので読むのに凄まじい集中力と時間を要し、それでも理解が全く追いついていかないのですが、にも関わらず面白く読み進められるのがこの方の作品の凄いところ。裕と香織のコンビが良い感じの微笑ましさ具合で、小難しい蘊蓄の合間の箸休めというか、キュウリやおにぎりみたいな存在です(笑)
 二重丸の紙の不穏な存在感にぞくりとしつつ、下巻にも期待です。

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

民俗学に興味があるので、すごく楽しめました。確かに難しい言葉や研究の手法等が多めに書かれていますが、純粋にためになるなって思いました。下巻でどのような展開を迎えるのか楽しみですある

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2022年02月01日

Posted by ブクログ

大学院進学を考えてるちょっとクールな裕。
ある日突然、あまり話したこともないゼミのグループより卒研のことで相談される。
テーマはズバリ『都市伝説の伝播と変容』…

相談に乗ってるうちにある『都市伝説』にひかれてく。
現地(裕の地元)に行き調査が始めるが…

感想は下巻で〜m(_ _)m

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

民俗学や社会学的な研究者が史料をどう考えるか、どのようにレファレンスを利用するか。
そんな手法や史料との向き合い方を学べた。
言葉が独特でリズムを掴むのにちょっと戸惑って、読み進めにくかった。

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蛇の目紋と秘められた母の出目ルーツを追う大学生、渓流で出会った謎めいた美少女の痕跡を辿る少年、二人の情熱が交差した時、物語は大きく動き出す。
その町の至る所に蛇の目紋が張ってあるのはなぜなのか?裕の亡くなった母はどんな過去を生きてきたのか?淳の出会った少女は何者なのか?幾つもの謎のパーツがバラバラに点在し、これらが下巻でどう繋がりどういう真実が明かされるのかドキドキが高まっていく。
気のおけない会話を楽しみ、ふとした瞬間に相手の異性を意識してどぎまぎする裕と香織の甘酸っぱくて微笑ましい関係の行方にも注目。

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2022年01月29日

Posted by ブクログ

面白いのだが、白文や言葉が難しい。さらに資料や研究に対する心構えも難しい。
内容は、大学生の主人公が自分のルーツと怪談とのつながりを調べていくうちに寒村の神社と歴史にたどり着く。
ややホラーめいた民俗学ミステリー。

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2022年01月29日

Posted by ブクログ

うーん、言葉のひとつひとつが小難しくて読みにくい。
面白いんだけど、なんせ言葉が難しいので頭に入ってこない・・。
あと方言が気になる・・・
下巻に期待!

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2022年01月25日

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