あらすじ
漫画界の危機を救うのは、風変わりな弁護士
ペンと紙と頭脳を武器に、日夜命を削りながら
魅力的なキャラクターや物語を生み出す職業、それは漫画家!
そして漫画家の生み出した作品を楽しみ、夢をもらって活動を支える読者達。
そうやって美しく循環する漫画界をおびやかす、とんでもない脅威が現れる。
違法アップロードサイト「漫画谷」!!
月刊連載を2本持つ多忙な漫画家・凄久(すごひさ)先生の元に、
絵がめちゃくちゃ下手なアシスタントがやってきた。
彼こそは、漫画界にはびこる悪を許さない、くるおしいまでの漫画への愛に満ちた異色の弁護士、亜蘭陸法(あらん・りくのり)だった。
「漫画谷」によって打ち切りの危機に瀕した作品を救うため、
亜蘭はさっそく運営者を特定しようと、アシスタント業の合間に調査を開始するーーー!!
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面白い
マンガが大好きで、漫画家を目指している亜蘭くん。マンガが脅かされているのをほおっておけない熱さがカッコよかったです。
Posted by ブクログ
漫画家になりたい主人公がまず弁護士になって、アナログ漫画家のアシスタントに採用される。
マンガに書ける情熱だけは人一倍なので、その熱意を買われたわけだが、画は下手。
そんな主人公が、大好きなマンガたちを守るために、弁護士として手腕を振るう構造。
違法アップロードサイトと、近隣住民の騒音+部屋の又貸しみたいな感じの問題。
弁護士が立ち回る話ではあるが、殺人事件系だったり、日常の謎系の系譜ではない。
芸能界にも、俳優になりたくて弁護士になった人が居たなぁ。
弁護士って言うのは、やりたい職業になるまでに腰掛け感覚でなるのに適した職業だったんだな・・・。
昔のマンガの書き方の本などには、画の上手下手よりまずは描いてみることをすすめるモノが多かった。
プロのアシスタントを目指しているわけではないのとで、マンガを描かせるべきだと思ったミステリ好きだけど、この主人公の100分の一程度にはマンガを愛する者の視点での感想。