【感想・ネタバレ】ある魔女が死ぬまで4 -始まりの世界と希望の魔女-のレビュー

あらすじ

己のルーツを探す旅を終えたメグは、ベネットらとともに国際魔法協会を訪れる。言の葉の師弟との交流、始祖の精霊樹との修行、始まりの魔法の追体験。濃密な時間は、かつて見習いと呼ばれた魔女に飛躍的な成長を遂げさせた。残された時間は? という周りの心配を他所に、メグは運命に導かれるまま自分の足で歩を進めていく。
時を同じくして、ファウストとエルドラは星の核を完成させ、いよいよ地球を救うための最終段階へと入る。完成式典では皆が希望に胸を膨らませる一方、メグ一人だけが『暗い影』の存在に気づいて……
「辛気臭い顔してるんじゃない。魔女は笑うもんだよ」
絶望に覆われる世界を前にして、メグとファウストの魔法がいま紡がれる。明るく愉快で少し切ない、魔女の師弟の物語。追憶の夏に背中を押され、最期の秋へと向かう最終幕。

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余命1年の見習い魔女が織り成す、ほっこりハートフルファンタジー!

17歳の誕生日に、師匠から呪いによる余命を告げられる主人公・メグ。
“命の種”を使い、不死になることで呪いからは逃れられるが、それには人々の嬉し涙1000粒が必要だった。

日々嬉し涙集めに奔走するメグは、様々な人と関わり、想いに触れる中で魔女として成長していく。
そうこれは、未熟な見習い魔女・メグの成長譚でもあるのだ。

天真爛漫なポジティブおばけでありながら、口の悪さとおっさんくささを併せ持つ、メグの生き生きとしたキャラクター性も本作の魅力。

どうしようもない結末に涙せずにはいられない場面もあり、同時に優しさや希望を感じさせるものも。
心に残る余韻を求める方におすすめの一作。

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ある魔女が死ぬまで

そしてある魔女の生きる道。本作とは異なる他作品だが、一つ気になった言葉がある。

今や魔女を定義する簡潔な言葉は無い。絶対の加害者にして被害者。癒し手にして破壊者。悪魔の使徒にして神の使徒。汝の視野と言葉で魔女を定義せよ。それは汝の知的世界と願望とを映す鏡となる(~Missing~ 座敷童の物語·完結編より)

まさにこの作品にあるような言葉だとは正直思わなかった。彼女たちがそれぞれ抱えた罪と罰は計り知れない、それは家族を求めたさる老女であり、あるいは優しかったゆえに被害者から加害者へと堕ちていった孤独な女性でもあった。

彼女たちの、さらに協会が犯した罪を、それでもメグは赦した。それこそが実は彼女の持つ何よりの資質なのかも知れない、そう考えたらアニメのOPやED自体、最終巻の伏線だったかも。

魔法のある世界で彼女が今後どんな人生を歩んだのか見てみたい、それが花咲く道で満ち足りてる事を願う。

#切ない #感動する #深い

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

『ある魔女が死ぬまで』 は元々カクヨムで連載されていた。

カクヨムとは誰でも無料で小説を投稿・閲覧できるWebサービスであり、書籍化前に全てを読んでいたのだが、この最終巻はカクヨム版とはちょっと展開が異なっている。

小説後半からメグにかけられた『1年で死ぬ呪い』そのものの意味合いというか類は書籍でしか見ることの出来ない展開になっているのだ。

一度、カクヨムで読んだ人もこの展開には驚くと思う。

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2025年10月28日

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