「お前を殺める前に一つだけ願いを叶えてやろう。」
千鶴が死神に願った最期の願いとは…？
本作のヒロイン・千鶴は没落令嬢で、現在は使用人として三条家でひどい仕打ちを受けながら日々奉仕していました。
そんなある日、町で流行っている疫病を鎮めるために千鶴は「死神の花嫁」として身を捧げて欲しいと請われます。
死神の「花嫁」と聞くと聞こえは良いですが、要は疫病を鎮めるための代償、生贄です。
家族がバラバラになり、使用人としても酷い扱いを受け、挙句の果てには死神に嫁がされる…。
なんとも不遇な扱いを受けてきた千鶴と、周囲から恐れられている死神。
決して幸せとは言えない環境下にいる似た者同士の2人ですが、どのような関係性を築いていくのでしょうか。
なんて不幸なヒロインのお話なんだ、と思う方もいるかもしれませんが、本作は読み進めるごとにヒロインや死神、その周りの登場人物たちの優しさが見えてくる、温かい作品なのです。
死ぬ前に願いを１つ叶えてやる、との死神の質問に対する千鶴の返答も、必見です。
良い意味で予想を裏切る展開ですので、ぜひ皆様におすすめしたい作品です！
感情タグBEST3
べたなんだけど、とってもハマります。それぞれの人生。たどり着いた場所、失いたくない大切な場所。
ついに来ましたね、死神の「初恋」！
一之助のん！って甘える姿も可愛いし甘やかす2人も可愛いし
血は繋がってないのに立派な家族だよ、もう！
あー、素敵。
このまま皆幸せになって欲しい…
バラバラなはずの4人なのに、それぞれがそれぞれの心に寄り添うことで家族になる。
それにしても、デレはじめると結構普通の男な死神様でした。
ストーリーの良さはもちろん、絵がきれいで購入に至りました。心の綺麗な主人公が前向きで、癒やしの人柄で、読んでいて心地良いです。さらに今後の展開が気になります。
え、今更どのツラ下げてきた？！と思われるシーンで終わりまじで次の巻が気になりすぎます。。
死神サマのストレートな愛情すき。推せる。
心に響く内容なので1字1句見逃さないように
読んでいます。
2人の行く末と次回作が気になる所で終わったので、10巻が早く読みたいです。
次の山場に行く前の、穏やかな情景が描かれてます。八雲様がずいぶん素直に気持ちを言葉にしていて、読んでてテレます。
ようやく穏やかな陽だまりのように温かな時間が過ごせるようになってホッとしました。でも千鶴呼ぶ声の主にイヤな想いをしませんように。
穏やかな日々の中で、死神さまと主人公が想いを交わそうとしている…ところで、主人公を虐げていた三条のひとり娘が現れました。
一悶着ありそうですね。
シリーズ作品レビュー
