あらすじ
男性恐怖症のOL、雫。彼女には誰にも話せない暗い過去があった。激しいDVを受けながら一人の男を愛し続けた過去。ことあるごとに襲うフラッシュバック。トラウマに捉われ委縮して生きていた。そんな雫に事情を知らない親友の麻里奈が彼氏の同僚・香坂と引き合わせるが、香坂はそんな雫に「つまんねぇなら帰りたいって言えよ。お前が帰らないなら俺が帰る」と冷たく言い放ち、その場をあとにする。無表情で冷徹な男との「最悪の」出会い。けれど、本当は誰よりも心優しい香坂は次第に雫を支え寄り添う存在になっていく。そう、これは「運命の」出会いだった――。電子単行本限定描きおろしイラストつき。 ※分冊版1~4巻を収録
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呑む1
う~ん。いろいろ謎めいているけど、とにかくなにやら訳あり的な主人公ですね~。主人公の抱えているものが、結構キツいカンジですね~。
なんとも言えないです
無愛想でも友人曰く、異性にはモテて、ただ、悪い噂(DV)もあるものの、ナンパからも守ってくれたりで……まさに話の導入部だけなので、ちょっとこれだけでは判断がつきません。一応、備忘録的に書いておきますが。
脳が元気なときに読もう。
主人公がなんらかのトラウマを抱えて生きている影響で、受け身で内向的な性格になっており、常に「どうしよう……」と思考停止して怯んでしまうクセがついているようです。
それが、この作品全体にどんよりと重くのしかかってきていて、この一巻を読んだだけでも脳への負荷がすごくて、だいぶ疲れます。
そう言う意味では、リアリティがありすぎるくらい心理描写に力を入れている漫画でした。
いやでも思考停止してしまう主人公の影響から、話の進行具合はスローペースです。
あと、人物や事象に対して常に「なにかあるんじゃないか?」と匂わせる描写も多く、ジャンルはホラーかな?っていうくらい仄暗いムードが漂っています。
緊張しっぱなしのスリルやドキドキを味わいたい方向けですね。