感情タグBEST3
明治時代の時代背景、人々の価値観、建物、職業等々が取材・資料のもとしっかり書かれてます。
不死の少女、親殺し、主従関係に混じる恋心
等はよくあるテーマかなと思いますが(よく見ますよね?)、実際の事件(黒船や戊辰戦争)・実在の人物が取り巻くことで、違った味に感じます。
一巻はあまり面白いと感じな...続きを読むかったのですが
二巻目から相田先生の本領発揮
という感じで盛り上がってきます
是非そこまでは読んでいただきたいです
日本においては時代だけじゃなく、文化や思想においても大きな変革期となった幕末。人の命や価値までもが大きなうねりの中でかき混ぜられるような世界で、終わりのない命を持つ者には何が見えるのか。やっぱりこの時代は色んな視点や捉え方ができて浪漫を感じてしまうね。
Posted by ブクログ 2021年09月05日
ゲームのキャラデザから好きだった相田裕の新作。
ヒット作のGUNSLINGER GIRLとは趣の随分違う学園もの、「1518」に続く本作は、幕末~維新の時代から始まる。またまた新しいテーマか、と思ったが、ヒロインの特殊性とかは、GUNSLINGER GIRLの義体を連想し、舞台はイタリアと日本で違う...続きを読むものの、通じるところもあるのかと思う。
作者の新しい挑戦を楽しませてもらおう。
設定は面白いと思うけど、1巻読んだ感じはイマイチ面白くない。
まず説明と説明的な会話が多くて、読むのが面倒と感じる。キャラクターもイマイチこれといった魅力が見えない。感情移入しにくい。なので、ただただ物語が進行している感。
この作者の別の作品が良かったので読んだけど…。2巻以降もこんな感じなんだろう...続きを読むか?
Posted by ブクログ 2022年11月21日
死ぬことが出来ない少女・シノが、自らの死と、精神的に壊れてしまった母の死を望み、春安に助けを求め眷属とする。
そこに立ちはだかるシノの兄。
シノは悲願の死を果たすことができるのか。
Posted by ブクログ 2022年11月02日
死に場所を無くした元武士が新たな主と生き場所を見つける物語か…
だというのに主と見出した少女の目的は母殺しと自死だなんてどこかちぐはぐで、その歪さが本作の面白さになりそうな第一印象の作品
シノという少女が持つ特性は殆どヴァンパイアのようなものなんだけど、力の源流となるのはただの村人が不死者になっ...続きを読むただけだから基本的には無力。一応、シノは剣術の心得は有るようだけど死線をくぐり抜けてきた武士を超える程ではないから、死線を生きてきた春安の助力が必要になるわけか
ただ、それはシノと対立する化野民にとっても同様。隗も秀穎を味方につけていた。これは化野民の中で異端の考えを抱いたシノが叛逆者になる構図にも見えるし、廃刀令を前にして元武士たちが最後の灯火を散らそうとしているようにも見えるね
そう考えると春安がすぐにシノに同調した理由も納得できるかも
シノが語る納得し難い歴史の裏側。これを春安は時間を掛けずに受け容れ自分の命の使い道と定める。又、刺客としてやって来た筈の市之丞も菖蒲による説得があったとはいえ、すぐシノ陣営に付いている。
この変わり様は時代が変わってしまった為に生き場所を見つけられない彼らが、自分の納得できる命の使い道を探していたと考えれる事もできるのかな
シノの側に付く者、隗の側に付く者、新政府の側に付く者…
ただ、それはやっぱり武士達の事情であって
それとは別に展開するのがシノの事情だね。無限の苦しみを味わった母を楽にする為に母殺しをするなんて真っ当とはいえない。単純に見てしまえば隗の側に正当性が有るように思えるこの対立、シノは本当にその役目に突き進んで良いのだろうか?また母や妹を喪った春安がその役目をそのまま手伝うことは正しいと言えるのだろうか?
Posted by ブクログ 2022年05月03日
序盤ということもあり、なんとも評価し難い。
色々調べた上で作品にしている努力は見てとれるが、それが作品の面白さに繋がっているかはまだなんとも。
明治7年、会津藩士の生き残りが死に場所を求めているときに出会った不死の少女。
歴史ファンタジー?
なんかみんなあっさりシノに協力しすぎなような。