あらすじ
【電子版特典マンガ付き】
大正七年。第一次大戦を経て日本は束の間の好景気に沸いていた。
30代半ばになった計画技師の亮二は、恋人であり仕事の片腕でもあるエドと共に各地を転々とし、
電力普及に尽力する日々を送っていた。そこに、亮二の恩人である中原からの手紙が届き――…。
若き亮二を描いた過去編とエドの親族を巡る物語を収録!
真実が明らかになる必読のシリーズ続編!
電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ「後始末」1P収録☆
■収録内容
・「明治従属タングステン‐或る手紙‐」第1話~第4話…COMICフルール掲載作を加筆修正
・「甘い休暇2」…描きおろし10P
・本体表紙…描きおろしマンガ2P
・電子版特典描きおろしマンガ「後始末」1P(紙書籍の応援書店特典と同内容)
感情タグBEST3
繋がっていく!!
二人だけの世界だったのが、電気や過去を通して人と命が繋がっていって、漫画を拝読しているこちら側が歴史をなぞっているような、不思議な体感でした。完結おめでとうございます。
Posted by ブクログ
【亮ニさんの悲しみも喜びも強さも弱さも・・・丸ごと全部俺のものだ(エドワード)】
エロス度★★★
おやおや。2人の過去を紐解いていく物語・・・・・・とてもグッときますね。
エドワードと亮ニが紡ぐ恋物語・・・・・・第3巻開幕。
いたいけな亮ニに手を出して結果的に依存させてしまったのはアレでしたが、彼を地獄のような日々から救い出したのは中原なんですよね。
中原の境遇にも焦点が当てられたのでより感情移入ができました。
また、エドワードと亮ニが愛し合う姿や失われたエドワードの過去・新たな家族が加わったり、人々の生活・日本の未来を支えるために前に進み続ける彼らの姿がたまらなかったです。
悲しくて美しくて切ない
今作は番外編?スピンオフ?のような位置付けで、「蛇足かも」というようなことをあとがきに書かれておりましたが、まったくそんなことはなかったです。今作は中原編本編!
中原さんも複雑な人だったんだな……としんみりしました。彼なりに奥さんのことちゃんと愛してたんだなぁと。
後半はエドにまつわる過去と未来。
奏一くんのことは、私はとても幸せなことだと感じました。
時代的に難しいかもしれませんが、亮二さんとエドが末永く幸せに生きてくれればいいなと思っています。
匿名
本編通して切ないと思ってましたが、
中原とエドの背景も知り、切なさ倍増です。
誰しもが時代に翻弄されていたと言う
エドのセリフが印象的でした。
最後の最後にも大震災が起こったりと
改めて大変な時代感を感じましたが
奏一、みよさんと共に幸せに過ごして
いくだろう2人を見れて良かった。
その後の2人をみることができて、ほんとうに幸せでした。2人の話の過去の話や、エドの過去の話もわかり、より2人の絆が深まった所をみることができたさくひんでした。
上下巻の裏付けという1冊。亮二さんの切ない過去やエドの出自等々盛りだくさんで、そういうことだったんだぁと納得。イチャイチャもしっかりあり読みごたえあります。でもまだこの2人のその先をもっともっと見ていたいなぁ。