あらすじ
夫も子どももいるのにこんなに寂しい――。
“いつかこの人と離婚できますように”と願う、専業主婦・翔子の物語。
リアルなつぶやき、夫婦の姿に読者の深い共感が集まっています。
幼い頃から控えめなあまり、自分に自信を持てないでいる主婦、翔子。
いつのまにか、夫の顔色を伺いながら
生活するようになってしまった…。
離婚したいと思わない日は一日としてないけれど
貯金も仕事もない身で
2人の子どもを育てる自信はなく、
ぼんやりとした日々をすごすばかり。
そんなある日、現状を招いたのは
幼いころの自分に原因があるのがわかり、
少しずつ、前を向いて
歩き出せるようになるのだが…?
<初出>「レタスクラブ」2016年8月25日発売号~2018年1月25日発売号
「レタスクラブ」特別付録 2018年2月25日発売号
第36話「理由」、「それから5年」は描きおろしです。
感情タグBEST3
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自分で稼ぐ今年が大事
専業主婦の家庭は、男性が家事を甘く見てるとこうなるんだろうなと。自分は子供の頃から専業主婦は立場が弱いから自分が稼がなくてはと思ってた。今の日本はまだこの話のような家庭が想像以上に多いような気がする。30年後はもう少しマシになってるだろうか。
Posted by ブクログ
翔子の方は共感する所が多くて読んでいて辛くなって涙流しながら読んだ。私もかつてダンナの顔色伺いながら生活してた時代を思い出した。
その頃私も無駄にニコニコしてたな…
翔子は心療内科で良い先生に出会う。
先生の勧めで仕事をするようになる。そしてそれにより少しずつ変わっていくんだけど
私の場合、専業主婦から仕事するようになってすごく良かったことは、夫、ママ友以外の大人と会話するようになったこと。
家のことを考えない時間が持てたこと。
しかし、最後の花のつぶやきは辛すぎた。我が長女とダブってしまい、大号泣。ずっとお気楽にのんびり成長したと思っていたけど、彼女も花のように辛い思いをしたのかもしれない。もういい大人になった長女だけど、抱きしめてありがとうと言いたくなった。気持ち悪がられるだろうけど
気持ちわかる
子育て中のママはほんと大変!男女の性差はあれども、何もしないちっちゃい心の旦那さん、いつまで俺様夢みてんの、腹立つって感じです。女性は現実的ですね。がんばれママ。心理描写共感しちゃいます。
共感できることがたくさん
ついつい次はどうなるの?と続きを読みたくなり翔子さんを応援していました。共感できることが多く夢中になってしまいました。
何もしない夫
何もしない夫というのは こんなにも腹が立つものなのですね。結婚してないのでわからないですが、1人で家事、子育てを頑張るお母さん、友達にもいるなぁーと重ねたり。その子のうちは旦那さん、協力してくれるけど奥さんが1人でやろうとするのでストレスで病気になってしまった。いざとなるとやっぱり女の人って強いんだなと思わされた本。また読みたいと思えました
ラストの9章まで読みました。
ほのぼの系の絵柄なので読みやすかったです。
私は未婚で子供もいませんが、幼少期から人の顔色ばかり伺って自分を押し殺すところがあったので刺さる部分がいくつもありました。
もしモラ夫と結婚しちゃったら同じ状況になっちゃうかも…とゾッとしました。
モラ夫が痛い目に合うよくあるスカッと系の話では無いですが、個人的には納得いくラストだったと思います。5年後の長女の話も良かったです。だいぶ歪んだ子になってた感じがしますが…。
とにかくイライラ
とにかく旦那にイライラ…きっとこういうモラハラ旦那って世の中たくさんいるんだろうなって、、
イライラするけど、続きが気になってしょうがないです。
翔子には頑張ってもらいたい!
Posted by ブクログ
ダメな夫に愛想を尽かした妻が離婚に向けて動くというありふれたテーマ。
でも、個人的には良い終わり方だと感じました。
離婚を切り出された夫が劇的に変わるわけでもなく、主人公がひとり親になって生きていくわけでもない。それがとてもリアルで良かったです。
安定した収入と福利厚生がある仕事に就いていないと、女性一人で家計を成り立たせていくのは難しいのが現実。
夫には愛情を感じられなくても、理想の家族じゃなくても、「自分と子ども達の心を守れればいい」と思えた主人公は強いと感じました。
正解がない人生。時として妥協も必要ですね。
Posted by ブクログ
WEB広告にバンバンでてくるので気になって一気読み。
広告で見ていたアパートでの鉢合わせの真相がやっとわかってスッキリ。
翔子さんよくがんばった、がんばってる!と思うものの、純粋に良かったねとは思えない、微妙にザラッとした嫌悪があるのは、子どもに聴こえるように夫のグチを言ってしまうからかも。
花ちゃん目線のストーリー、子どもは大人が思っている以上に色々良く見ているし考えているし、大人並みに自分で折り合いをつけているっていうのが凝縮されていて一番グッときてしまいました。
Posted by ブクログ
読者対象年齢じゃなさそうだけど、「離婚」ってタイトルが気になって読んでみた。
わが家もこんな感じだったなぁ
夫が女の家で皿洗ってるところ、グッときたなぁ
でも、この夫は反省するんだなぁ
妻の家出が効いたのかなぁ
私も家出してたら変わってたのかなぁ
いまさらだけどなぁ
離婚してもいいですか?
読んでいて辛い、男って…自分にだって母親がいたでしょうに、なぜ奥さんのありがたさが分からないのか?想像力が乏しすぎる。
Posted by ブクログ
もう共感がいっぱい。専業主婦だと保育園に預けられないから、子供との時間が長すぎて、クタクタなのよ。それを全く理解せずバカにするクズ夫にイライラ。しかも妻は収入がないから離婚できない。家庭がまるでブラック企業!
翔子が過去の自分のトラウマに気づいて自分を解放していくことができて良かった。自分も親の立場なので、離婚せずに済むならその方がいいとは思う。
でも、子供にいつ離婚してもおかしくない両親であることが伝わってるのが辛い。
Posted by ブクログ
気づいてないだけの鈍感な夫って世の中多い気がします(苦笑)でもわかったとしても、人ってそんなに簡単に変われないですよね、よくも悪くも。
自分で稼いで自立するのが離婚に当たってはとにかく大事ってことがわかります。
離婚だけじゃなくて何でも、できないとしない、では大違いってことですね。
Posted by ブクログ
やっと順番が回ってきて借りた。レタスクラブで連載してたもの。ほんと、結婚なんてしなくて良かったとつくづく思う。こういう奥さんって良くいそうだよな。まぁ夫も含め。なるべくしてなった夫婦なのか。しかし、夫は小心者って説明があったけど、小心者の人が合コンにジャージで行くかね。はずれ回だと分かっていても。そこがちょっと違和感。あと本になるにあたって追加されたという娘目線からの5年後の話。5年も経っても離婚してないってのも驚きだし、両親揃ってた方がいいってのも何だかなー。ほんと、離婚する人が増えてるんだから、子供が結婚しないを選ぶのもしょうがないと思う。つまり、少子化も仕方ない。というか、シングルマザーをよしとするしかない。
Posted by ブクログ
奥さんの心境が重なる。
母だったり、ある日の私だったり。
きっとこの気持ちはほとんどの人にあるんじゃないのかな。
女性は結婚や出産を機に家庭に入る人が多い。
それは望んだことのように見えて、逃げだったり妥協だったり、納得のいかないことだったり。
今の日本の社会は女性にとって、決してやさしくない。
男性が社会の中心になって働くのが前提の組織が多い。
経済力を持つことは、自分の足で立つ力を持つこと。
モヤモヤがある人に☺︎
夫へのストレス
誰しも共感できることだと思う。専業主婦から抜け出して頑張る姿は悩んでる世の中のママさんへの励ましになるとおもいます
Posted by ブクログ
夫婦関係に限らないがどちらかが優位に立っていて、他方は我慢しているというのは関係性は非常によくある。こういうときに穏便に済ますため我慢するのがいいのか、思い切っていいたいことを言って戦うのが良いのか、というのがあるが、この話は全社から後者に徐々に変わっていき解放されていく話ですかね。こうしたリアルな夫婦関係はとても参考になる。
Posted by ブクログ
涙が出た。
我が家は離婚とかの問題は今のところないが、いざそうなったらやはり同じ問題にぶち当たるのだと思う。
子供の笑顔が私の幸せ
本当にこの決断は正しい?
食べていけるの?
子どもたちの苦しみと葛藤が垣間見える瞬間
離婚を真剣に考えれば考えるほど問題が出てくる。
離婚とはそういうものだからこそ、非常に難しい。
こどもがいたら自分の幸せを優先させるわけにもいかない。
こんなこと大したことない、自分が我慢すれば解決するっちゃ解決できちゃうブラック社畜モードに突入してしまう
あと、このご主人もそうだけど、家族の時間にパソコンやスマホばかりやるヒト(朝ごはんからとか最悪)、これをされたらすごく嫌だってことに気づいてない。パソコンやスマホばかりなら居なくても同じじゃない?→離婚 なんて思う。
小1の子供に反抗されてゲーム機折るなんて怖すぎる。
このご主人タイプの男性は一定数確かにいる。
そして結婚前に見抜くのが結構難しいタイプでもある。(結婚前からしばらくは妻にゾッコンでいてくれたりする)
ただ現実はスーパーのパートのおばさんたちみたいに離婚したい家庭ばかりじゃない。
離婚したい、が社交辞令ってとこもある。
なので新婚さんとかはこれ読んでも暗くならないでほしい(笑)
結婚は墓場とか今の旦那失敗だったとか言ってくる群には近づかないほうがいい。家庭円満の人はそれをアピールしない(非円満の餌食にされるから)。新婚はそういう人のそばにいたほうが良いと思う。(笑)
女性は男性に頼らずとも収入や生活基金を得られるようなセーフティーネットを敷いときましょう!というのは大きい声で言えないけど、ちゃんと伝えていかないといけないことだと思う。