あらすじ
珠玉の人間ドラマ×絶品グルメ小説の第3弾!
悩んでも、迷っても、おいしい!が生きる力になる。
バツイチ、アラサー、職業は〈見守り屋〉。
〈見守り屋〉の犬森祥子のもとには、様々な依頼が舞い込む。
話し相手になったり、頼まれれば片づけをしたり、夜から朝までひたすら人を見守るのが仕事だ。
夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。
仕事の疲れを癒しながら、離れて暮らす一人娘に、これからの人生に思いを巡らす。
そんなある日、十歳になった娘から「話したいことがある」と連絡が入りーー。
思い出の餃子×ビール、遠くへ行きたくなるお好み焼き×レモン酎ハイ、
好きな人と食べたい白いオムライス×白ワイン……
出会いと別れ……そして、祥子は新しい一歩を踏み出す。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
美味しいご飯の描写、そして主人公の人生がゆるりゆるりと書いてあり最高
1巻目は離婚して娘も旦那の元へいて、とどん底だったのに、今回のシリーズで恋人も出来て、と人生が進んでいて本当に好き
Posted by ブクログ
祥子が新しい生活を歩み始めたところがよかった。人生何があるかわからない。私の人生も失敗や後悔があるけど、前を向いて美味しいごはんを食べて生きていきたい。新章も早く読みたい。
Posted by ブクログ
なんだか食に対する表現が冊数を増すごとに豊かになってくるような気がした。どれもとっても美味しそうで私の感想の語彙力の乏しさが申し訳ないと思う。
それと祥子さんの人生も良い方向に進んでいってとてもうれしかった。角谷とともに今度こそ幸せをつかんでほしいと思う。一人娘であるあかりちゃんとの関係もすっきりとうまくいくといいね!
角谷がちょっと影があってとっても良い男。小山内さんも心遣いがあって、奥ゆかしくて素敵な人。
祥子さんが繊細で、なんとなく寂しい影のある優しい繊細な女性だから、それに似つかわしい素敵な男性が寄ってくるのだと思った。
この本の締めくくりの表現もとても良かった。
好きな文章
↓
自分はいつも1人で楽しみ、悩み食べていたつもりだったけれど、ずっといろんな人に見守られていたのかもしれない。
店の人たちが皆、皆、優しく見守ってくれていた。全部美味しゅうございました。わけもなく涙が出そうになって、祥子は空を見上げる。真っ青な空が広がっていた。
願わくば祥子さんのこれからをまた読みたいけれど、それは無理な相談かしら……?
Posted by ブクログ
前作の最後で、角谷との関係はどうなるのだろうか!?という展開で終わっていた祥子。その続きが描かれていてとても嬉しかった♪
個人的には、お好み焼きを食べているシーンでの祥子の言葉、「何が変わるのか、それがわかるまで、自分はここにいる」…というフレーズが今の自分にはすごく響いた。
ランチ酒1作目では離婚して落ち込んで失意の底にいた祥子も、本作3作目ではこれからの人生を前に踏み出している様子にとても励まされた!
祥子の元夫も、離婚前に祥子が出て行ってしまった時に、祥子とやり直そうと実は連絡を取っていたという場面が話の中にあって…その時は元夫と祥子は連絡が取れずじまいだったけれど、、人生のターニングポイントって色んなところにあるんだなと、なんだか考えさせられた。
美味しいものを食べて飲んで、明日へのパワーを蓄えてまた日々歩めるのだなと実感。祥子の人生に幸せが訪れますように♪
Posted by ブクログ
毎度毎度、食べ物に対する描写がすっごく丁寧なのでお腹も減るし飲みたくもなる大変な本。笑
炭水化物✖️お酒の飲み方は普段しないけどしたくなってしまう悪魔的すぎる…。
とりあえず角谷いい男すぎますね。大好きです。
成長した明里の姿も見れていやー満腹ですな。
Posted by ブクログ
今回も美味しかった...笑
読みながら食欲を刺激されるのと、読み終わったときにはリアルに影響受けまくっています。
わたしもお酒と食事の相性を楽しみたいなと。
食事を通して仕事や自分の生活を回想する姿にも影響を受ける。
食べ終えた時には、もやもやした気持ちが少し晴れたり、自分なりに方向性を見出せたりする、祥子さんの食事との向き合い方に、あ〜そういうの良いな、となる。
読書したりケータイいじったり、何かをしながらの食事ではなかなかそうはいかない。
1人で味わえる時間っていうのもご褒美なんだな〜と。
今回は、誰かと一緒に食べる楽しさっていう場面
がより濃くなり、そちらも良かった。
美味しくいただくにのにも、マナーがある。
店員さんにも心遣いの出来る、祥子さんみたいになりたいな。