あらすじ
■コミックス描き下ろし特別短編7Pを収録!■
ひとり暮らしで少食だし、作ったところで食べきれない。
でも、本当はもっと作りたい!
料理が大好きな野本さんは、そんな想いと職場のストレスから、
うっかり一人で食べきれないほどご飯を作ってしまう。
そんなとき、お隣のお隣に住む春日さんのことを思い出して
勇気を出して夕食に誘ってみると…?
たくさん料理を作るのが好きな野本さんと、たくさん食べるのが好きな春日さん。
小食&一人暮らしのため、作りたい欲をセーブしていた野本さんでしたが、同じ階に住む春日さんという逸材と出会い、作った料理を振る舞ったことをきっかけに、二人が徐々に距離を縮めていく物語です。
毎回、野本さんの料理がおいしそうなのは勿論ですが、春日さんの食べっぷりが気持ちが良いです。
料理への何かを語るわけでもなく、表情もほぼ変化はなく、ただただ食べているだけなのに、おいしいと思っていることが伝わってきます。
単行本化前からTwitterで話題の作品でしたが、特に女性からの支持が強かった理由として、「女性あるある」が散りばめられていて共感しやすい点や、春日さんのように体格がよくてよく食べる女性が、お笑い要員的な「大食いキャラ」ではなく、ただ当たり前にいる点にあるのではないかと思っています。
【女性あるある例】
・料理を作るのが好き=「男性のため」として回収される
・外食の時に「女性だから」と勝手にご飯を減らされる
・飲食店で男性から「通な食べ方」等のうんちくを語られる
(男女の給与格差についてもさらっと触れられています)
春日さんが野本さんに材料費を払うくだりも、あくまで二人の関係が対等であるという点で素晴らしく、様々な配慮がされている作品だと感じます。
安心して楽しめるマンガとして、全ての女性に(もちろん男性にも)おススメします!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
普段同性愛物を読まない女性です。
読む前は女性同士の友情を描いたグルメ漫画だと思っていましたが、がっつり同性愛の作品でした。
ですが、今のところ濃厚な性描写まではないからか、普段読まない自分でも気にならずに読む事ができました。
絵柄も綺麗で読みやすく、出てくる食べ物がどれもおいしそう。
春日さんの食べっぷりにこちらもほっこりします。
野本さんと春日さんの関係性だけでなく、家族との関係性に悩む春日さんや会食恐怖症の南雲さん、矢子さんのセクシャリティなど、それぞれが何かを抱えていてもそれが決して「克服すべき」ようなものではなく、個性としてありのままで生きられるべきだというメッセージには共感できました。
特に身内に会食恐怖症傾向の者がいるので勉強にもなりました。
また、完結している作品だと思って読み始めたのですが、5巻の終わりに「つづく」とあったので、まだ完結していないのかネットで調べていたら粘着質なアンチの方のブログが上位に出てきて驚きましたが、レビューは好意的な物が大半でホッとしました…!
私は続きを読みたいと思う漫画です。
読むものです。
小気味良く食べます。
こんなに食ったら、体型が変わるか、体壊すはずですが、、、
漫画なので、そういった事もない。
美味しそうで留めておくべき内容で、真似したら大変なことになる。
お好みで。
ほっこり
ご飯は美味しそうだし、主人公二人のやり取りもほのぼのしていてとても面白い作品でした!
あまり百合っぽさを感じないので、苦手な方でも読めるのかな〜と思いました。続刊も購入するつもりです。
ドラマ化おめでとうございます!こちらも楽しみです!
Posted by ブクログ
夜中に読んじゃいけない漫画だった。お腹が凄い鳴っている。定食屋のおじちゃんも見惚れる食いっぷりの春日さん。デカ盛りのオムライス、私も食べたい..食べきれる自信ないけど食べたい。春日さんは赤面とか滅多にしないけど嬉しい時は回りにキラキラが飛ぶから可愛い。味玉編は軽めにしようって言っていたのに、味玉の魅惑に思わずラーメンと、卵丼を作って完食するという...野本さんの料理の虜になってますね春日さん
共感できる
自分のあくまで好きな事やってるだけなのに男のためにとか思われるの本当に意味わからないですよね。自意識過剰にもほどがあるし、付き合ったら対等で家政婦じゃないんだぞって…鬱々としてたところに気持ちのいいくらい食べてくれる人が来るとか…設定もいいし、リアルっぽさが好き.
Posted by ブクログ
春日さんの食べっぷりとそれを見て幸せそうにする野本さん、こちらこそ「こちらこそ、ごちそうさまでした」です……
ふたりの繊細な気のつかいかたも令和の漫画という感じがして安心できる。
匿名
料理と食事と生きづらさ
主人公の野本ユキは契約社員として働いている女性。
彼女の趣味は料理を作ることだった。
SNSにアップして楽しんでいる彼女だったが本当は漫画やゲームに出てくるような量やカロリーのすごいものを作りたいが一人暮らしの上に小食のため日常のための料理ばかりだった。
会社で自炊をするという話をしてしまったばかりにう男性社員からいい奥さんになれそうだと勝手に決めつけられたりジャッジされることに辟易したある夜、無意識のうちに大量の食材を買い込み一人で食べきれない料理を作ってしまった。
そこで野本はエレベーターでたまたま会ったパーティーバーレルを大量に買い込んでいたのをみたことのある二部屋隣りの女性の春日さんに自分が作った料理を食べないかと誘うが……。
おいしそうな料理を囲む二人のあたたかい空気感とそんな二人が感じる生きづらさが交互に感じられる作品だった。
後片付けが大変だけどたくさんの食材や鍋を使って大人数の料理を作るのはテンションが上がるので野本さんに共感できた。
美味しくて、ほんわか
料理好き、美味しそうな絵面を眺めたい、両極なタイプの女性の人間性、のんびりした気持ちになれる1冊。
お弁当を作って行って、勝手に良いお嫁さんになれそうっていう男性社員のガサツコメント、リアル!
飯テロ漫画
ご飯がどれも美味しそうで、夜中&空腹時には読んではダメですね。
食べるのは好きだけど、食事量は並だし、料理もあまり好きではないので、野本さんの料理の腕前にも、春日さんの食べっぷりにも、憧れます。
ただ、春日さんの健康状態がめっちゃ心配です…。
Posted by ブクログ
まず美味しそうな料理がすぐ出てくるのが良い。
家事が苦手な私にちょうど良い工程描写です。
そして「2人で食べる」を中心にお互いへの配慮が絶妙。距離感が神。日常の残念へのいなしかたもスマート。
この2人、快も不快も後回しにしないから良いんだろうな。特に嬉しいとか楽しい気持ちをストレートに出されると読み手もほわほわします。表情がかわいい!
本の帯に「あなたがいれば、今日も満腹。」とありますが、そんなあなた達をもっとずっと見せて‼︎となる1巻でした。
Posted by ブクログ
淡々と話がシンプルに進んでいく中で
共感できることが散りばめられていてすっと読める。
作りたいと食べたいでお互いwin-winだし、
黙々と食べていてそれを見ていて幸せな気持ちになる
という変な物が含まれない関係が見ていて心地よい。