あらすじ
〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。
だがその本性は――超がつく人見知り!? 無詠唱魔術を練習したのも人前で喋らなくて良いようにするためだった。
才能に無自覚なまま“七賢人”に選ばれてしまったモニカは、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられ……?
気弱で臆病だけど最強。引きこもり天才魔女が正体を隠し、王子に迫る悪をこっそり裁く痛快ファンタジー!
最強だけどコミュ障なポンコツ魔女が頑張る学園ファンタジー!
主人公の少女・モニカは極度の人見知りで恥ずかしがり屋。
人前で言葉を発することすら難しいが為に、喋らなくても魔術を使える「無詠唱魔術」を世界で唯一会得してしまった天才肌。
〈沈黙の魔女〉として王国の七賢人として選ばれた彼女に、ある日与えられた任務。
それは生徒として学園に潜入し、密かに第二王子の護衛をすることだった。
「む、無理っ、絶対無理ぃぃぃっ」(両手で顔を覆って項垂れるモニカ)
対人恐怖症のモニカにとって学園での生活は容易なものではなく、ましてや王子の顔もわからない。
任務に失敗したらと思うと頭をちらつく「処刑」の二文字。
モニカの明日はどうなっちゃうの~~?
この作品はそんな彼女の学園での様子を描いたものとなっています。
チート級スキル「無詠唱魔術」もちょいちょい行使しつつ、ビクビクしてばかりじゃ駄目だと健気に頑張る姿はつい応援したくなります。
好きなものについて語る時だけは妙に饒舌になる、天才だけど難あり少女の魅力の詰まった1作です。
感情タグBEST3
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かっこいい
もう表紙のイラスト見て購入を決めました。かっこいいー。綺麗ー。中身を見れば、主人公モニカは人見知りで人前では話もまともに出来ないという性格で、かっこいいモニカはほんの一面にすぎないことがわかります。基本はどんくさい引きこもりに、ルイスが持ち掛けた、あるいは押し付けた任務は王子にバレないで王子の護衛として学園に潜入することでした。極度の人見知りのモニカが王子の周りに起きる問題を解決しながら、モニカ自身も成長していくハラハラしながら応援したくなるストーリーです。
Posted by ブクログ
Vまで
Vは5、VIが6。Vの右に横棒!
モニカ・エヴァレットは世界で唯一の無詠唱魔術の使い手であり、史上最年少の15歳で、リディル王国における魔術師の最高峰・七賢人に選ばれる。しかし、モニカは極度の人見知りであり、無詠唱魔術も人前で話さなくていいように練習して会得したものだった。そして七賢人に選ばれたモニカは、同期のルイス・ミラーからセレンディア学園に編入して第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられる。
ひぃいいい
モニカ成長の物語⁉
Posted by ブクログ
極度の人見知りのモニカ。
その正体は「沈黙の魔女」。
人と関わることが苦手なのに同僚からの依頼で学園へ潜入することに。
学園ではクラスメイトの1人と仲良くなったり、生徒会役員になったり意外と人と関わってる。
そして面白い。
続き買います。
思わず購入したらなかなか面白い
主人公の人見知り具合がかなりひどいが、ストーリーは好きでした。
王子さまや生徒会のメンバーがいろいろイタズラで絡むシーンが楽しくて、次作はもっとそういうシーン増やしてほしい!
次も買います!
Posted by ブクログ
著者初読。KU。
依空まつり著『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと 1巻』を読んでまず心を捉えられるのは、舞台が学園であるという意外性でした。強大な力を秘めながら人前を苦手とするモニカが、よりによって人と関わることの多い学園生活へと踏み出していく構図には、作者の巧みな意図が込められていると感じます。内気な少女が、世界の均衡を担う「七賢人」の一員として矛盾を抱えつつも成長していく姿は、青春の瑞々しさと重厚な宿命性が同居しており、読者に深い余韻を与えます。軽快な学園エピソードに笑みを誘われながらも、背後に潜む使命の重さが物語全体を引き締め、ただの学園ファンタジーにとどまらない奥行きを生み出しています。読み進めるほどに、モニカという存在が持つ繊細さと強さの両面が鮮やかに浮かび上がり、続巻への期待を自然と抱かせる一冊でした。
Posted by ブクログ
前からちょっと気になってたけど、なろう系は値段も量もそこそこあるわりに外れを引くこと多いんだよなと二の足踏んでました。アニメ化のPVを見て大丈夫そう?と思って購入。今のところ鼻につくような人物や世界観が複雑なわりに説明不足みたいなことなくて面白く読めました。
文章も読みやすい(重要)
第二王子が沈黙の魔女に執着してる理由や、黒猫のネロちゃんと契約に至ったいきさつも何かありそうで気になります。
私はラナちゃんが好きです。いじらしくてかわいい。
続編も読みます。
匿名
まとめ買いしたけど…
クーポンでまとめ買いしたけど、失敗だったかも…
あらすじなんかを読んで、主人公が無詠唱魔術を駆使して、ひっそりと物事を解決していくのかと、想像してたけど全然違った…
主人公が思った以上にポンコツだったし、魔術も思ったよりも活躍しない…
もっとチートを…
Posted by ブクログ
まだ1巻しか読んでないが、ライトノベルらしいライトノベル。
「魔法使い」或いは「魔女」が主人公で、こと「魔法」かけては「絶対的強者」、「魔法」では、誰にも負けないが、魔法以外は全然ダメ。と言う設定もよくあるパターン。
この小説の場合でも「引きこもりの魔女」が主人公。で、魔法は凄いが、極度の「対人恐怖症」というライトノベルらしい設定。
この主人公を「意地悪な同期の、強い魔法使い」が世間に引きずり出して、暴れている悪龍を退治、そして王位継承順位第2王子を警護するため学園に入学して、色々あり友人も出来るが敵も出来、その敵の1人がとんでもなく強い悪人で、苦戦するが何とかギリギリ勝つ。こう言うストーリーもライトノベルらしいストーリー。
ただ、こう言う圧倒的強者が主人公の場合、ストーリーの内容しだいでは、俺だけかもしれないが、全然面白く感じない小説になると思う。何しろ主人公が誰よりも強い正義の味方って、全然ハラハラドキドキしない。たとえ最後には正義の味方である主人公が勝つと分かっていても、やはりハラハラドキドキはあって欲しい。
この「サイレント・ウィッチ」も前述したように、主人公は他の天才的「魔法使い」以上の「魔法」使い。ただ、極度の対人恐怖症。挨拶もまともに出来ない。ましてや何か誤解があっても言い訳すら出来ない。だから読んでいると、段々イライラしてくる。そう言う意味では、このライトノベル「圧倒的強者」のストーリーにはなってないのかも。このイライラがあるから、最後「強力な魔法」で主人公が勝つと、なおさらスカっーとするのかも。
何はともあれ、あらゆる意味で安心して読めるライトノベル。