【感想・ネタバレ】ラグビーって、いいもんだね。 2015-2019ラグビーW杯日本大会のレビュー

あらすじ

「ラグビー、人生の学校」。かつてフランスの協会の標語のひとつであったらしい。校則でなく連帯で営まれる学校。(「ラグビーであること」より)――『闘争の倫理』、「レフリー寺子屋」、さらにはいつもの酒場の片隅で。そして4年に一度の「記憶の祭典」ワールドカップで。2015年の南アフリカ戦勝利から2019年W杯ベスト8の快挙まで、その間にも営まれた一人ひとりの物語を見つめ、つづった67篇。なぜラグビーをするのか、なぜラグビーを観るのか、なぜ魅了されるのか……ヒントがここにあります。
「つくづく、読者の心を動かすのは、数字の羅列や、こじつけの「意味」ではない。ひとりひとりの物語なのだ。2019年9月25日。ウルグアイ、フィジーを破る。快晴の空と同じ色のジャージィが小躍りする。そのとき見えない電話ボックスは確かに見えた。」――「ラグビーって、いいもんだね」より。
書き下ろし【終章】ラグビーって、いいもんだね。を収録。

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Posted by ブクログ

「ラグビーのワールドカップは『記憶の祭典』である」
この一文が心に深く刺さりました。
観戦した試合の経過や結果よりも、スタジアムで感じた興奮や感動、それと少しばかりの後悔が鮮明に記憶に残っています。
雨の横浜でフラワー・オブ・スコットランドとアイルランズ・コールの大合唱に参加でき、なぜか胸に込み上げるものを感じたこと。
釜石の真っ青な空にブルーインパルスが残したまっすぐな白い線。そしてスタンドで見かけたあの人は確かにスコット・ファーディーだったのに、声をかける勇気がなかったこと…。
ラグビーワールドカップ2019はまさに私だけの「記憶の祭典」なのです。

この本のフィジーvsウルグアイの章を読んでから、実況住田洋さん、解説藤島大さんのJSPORTSの録画を見るのがお気に入りのコース。こうするといつでも「記憶の祭典」を蘇らせることができるのです。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ラグビー好きにはたまらない作品。2015~2019のW杯は心の住処です。なぜ、ラグビーをするのか?何故、ラグビーを見るのか?なぜ、魅了されるのか?
此処に。ヒントが・・・。

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2020年05月07日

Posted by ブクログ

藤島節は健在。ピッチ内外に潜むストーリーをしっかりと描いてくれる。あっという間に読み切った。ラグビーと、それに魅せられた人たちの物語。良い内容でした

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2020年04月19日

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