あらすじ
《青の王》宗像礼司率いる、対能力者治安組織《セプター4》。その屯所の一角にある資料室に、重厚な肉体をもつ隻腕の男――善条剛毅がいる。ただならぬ気配を放つ彼は、前《青の王》時代からの古株で抜刀術の達人だという。人気のない深夜の道場で、新米隊員の楠原剛に剣を教える善条。そこへ、室長・宗像が真意の測り知れない薄い笑みを浮かべながら現れる。「“鬼の善条”の剣術指南――ひとつ、私にもお願いしましょうか」
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Posted by ブクログ
アニメのストーリーから少し前の青の王とセプター4の面々の話
アニメじゃピンとこなかった設定が少し理解出来た、ほのぼのから一気にシリアス…宗像さんのいきなりの出現率が凄かった。
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Kの小説一作目。
宗像さんが青の王になってすぐのことで、過去のセプター4のことが色々知れた感じ。でも読んでて青の王になる前の宗像さんが余計に気になったのは確か。
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セプター4のメンバーは室長と副長と伏見しか覚えていなかった。
だから今回の主人公である楠原剛について、アニメで抜刀している人たちの中にいたんだろうなと思っていた。
セプター4の癒し、わんこな楠原くん可愛くて大好きです。
ほかのメンバーも大好きです。
Posted by ブクログ
アニメの小説版とあって、展開がアニメをみているようでした。
アニメも見ていますが、セプター4がどういう組織なのかいまいち理解出来てない部分がありましたが、この作品を読んで疑問だった部分がわかりました。
読みやすかったです。
Posted by ブクログ
「善条さん。あなたの剣は、あなたのものであって、あなたのものでない」
宗像は善条が提げた、抜き身のサーベルに目を遣った。
「あなた自身の意識より早く抜き打たれる斬撃は、ひとりの人間の意志を超えた、ある主の摂理の顕れだと、私は考えます……天命とは、つまりそういうことです」
善条は答えない。喰いしばった歯の間から、低い唸りを上げるばかりだ。
(P.201)
Posted by ブクログ
宗像室長ってこういう人だったのか…思っていた以上に腹の内がわからなすぎて、この人何考えてんの?って感じです。個人的にはいい印象を持たなかったし、好きにはなれないな。それにしても突然の死すぎてびっくり。おいおいこの展開はねーよ!と思わずツッコミたくなる。何だか全てが宗像室長に利用されていたようで、胸糞悪いとはこのことか。