【感想・ネタバレ】家康の黄金 信長の軍師外伝のレビュー

あらすじ

家康に九千両を抱かせた男の波瀾の生涯! なぜ武田家家臣の大久保長安が将軍に重用されたのか? 覇を競う徳川家康は、秘かに武田家の旧臣を匿い配下としていた。なかでも大久保長安は三河武士には無いその才能を高く買われた。期待に応えて長安は、金の鉱脈を読む能力と、最新の抽出方法で、家康に莫大な黄金をもたらした。家康は長安の豪放磊落な性格に信玄の面影すら感じ、伊達政宗もその人物を認めていた。異例の昇進を重ねる長安だが、やがて政敵・本多正信の陰謀が牙を剥いた! 『信長の軍師』(全4巻)で歴史小説ファンの度肝を抜いた著者が、『天狼 明智光秀』(上・下)に次いで放つ興奮の書下ろし巨編!

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Posted by ブクログ

世界遺産である石見銀山に行った。ちょっとした興味だったが、たまたまガイド付きツアーにお世話になる事となり、大久保間歩という坑道を知った。ツアーのガイドさんの話しがとても興味深く石見銀山奉行であった『大久保長安』について何か小説がないかとこの本を読む事にした訳だ。
長安は、女好き、大酒飲み、豪放磊落でありながら、算術の天才と言われ、信玄に仕えていた。
信玄亡き後その才能を家康の元、存分に発揮して全国の金山銀山を制した。
大阪城攻めの軍資金を、ひいては江戸時代の礎を築く資金を作り出したのだ。
しかし、出る杭は打たれる、謀略家の本多正信との確執でお家断絶の悲劇となるのだが、戦国の世に相応しく波瀾万丈な人生なのだなぁ。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

武田信玄がこの才能に惚れ込んだ土屋十兵衛こと大久保長安。武田家滅亡後は徳川家康に仕え、金山奉行だけでなく、石見守、勘定奉行、松平忠輝の家老を兼任させ、外様で唯一老中に就任した。女遊びと金遣いの剛気さに家康も惚れ込み、江戸幕府の創成期を金で支えたと言っても過言ではない。

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2022年01月18日

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