あらすじ
夏が近づいてきた頃、泳太はいつも通り小秋の見舞いのため、海沿いの病院へと赴く。昔から体の弱かった小秋は、浅い関係のまま付き合い続けていることに負い目を感じていたが、泳太は十分に深く付き合っていると信じていた。そんな中、小秋とよく似た雰囲気を持つ彼女の従姉妹・夏澄と出会い、泳太の心は揺れて…。峰浪りょうが紡ぐ恋と欲望の物語!!
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ショッキングな名作
男と女のドロドロの恋のお話です。
こわいです。おそろしいです。でも名作です。
ラストもショッキングです。
買った人は途中で読むのをやめず
最後まで読むのをおススメします。
Posted by ブクログ
病弱な小秋とよく似た夏澄との疑似愛にハマる泳太。
続々女の子登場でやり過ぎ感はあるけど、シチュエーションも登場人物もリアルで、楽しめた。
2巻の崩壊がかなりせつない。
女の心理に潜む魔性を描いた作品
女性の奥に潜む執着心や、したたかな情念の怖さを、静かな田舎町の夏の終わりの儚い美しさと対比させて描いた秀作です。
なんだかんだ理屈をこねても、シンプルに考えれば、女たちに翻弄される男の方が悪いと結論づけられるが、だからこそ裏切った時の女性の怖さが身にしみます…。
最後に主人公が見たのは救いなのか、業なのか…。人の愚かしさを感じます。
別作品『ヒメゴト』の未果子のように、本性ではずる賢くしたたかで計算高い、女の業を背負った人物を描くのが上手いです。その逃れられない業から、彼女たちが贖罪される作品を見てみたいです。
Posted by ブクログ
絵の割に結構内容はディープ。歪んだ愛情という点では、「レイプ」を連想させるが、絵柄、内容共にそこまでは重くならない。思春期の少年が思い描くような歪んだ愛情なのかな…と思う。少し軽率な感じもするが、表紙買いした割にはいい作品だった。
Posted by ブクログ
主人公と体が弱い彼女、そしてその姉の3人の複雑な恋愛関係物語。
これはホントせつなくなるというか・・キュッとなる。
というか、泳太ちょっとひどすぎるでしょう・・小秋がかわいそうになる・・。
これは痛い目を見るべきな気がするなぁ・・・。
にしても、冒頭のシーンがちょっと衝撃だった・・あの描写は物語中にどのようなウエイトを残すものだったのか、自分には理解できなかった・・。
泳太が我慢して爆発しそうなんだってことを言いたかったのかな・・?