感情タグBEST3
長いような短いような
不治の病で余命10年と申告されたヒロインを描いた物語です
10年というなにかに真剣に取り組みには短く、かといって何もしないなら長過ぎる時間をどう生きるのか
作者の方が同じような状態だったからこそ書けた作品だと思います
この本はスゴイ
作者もスゴイ
僕の考え方を変えてくれたような作品だった。
どのように感じるかは人それぞれだと思うけど先のない人の心情というのはとても美しく見ていてつらいものだと思った。あまり涙もろい方ではないけど、最後のほうは涙が止まらなかった。初めてレビュー書きたいと思えた作品だし
生涯この作品を忘れることはないと思う。
恋愛小説というわけではない
主人公の10年間の人生を垣間見ているという印象です。恋愛小説という触れ込み、ラノベ調の表紙(これは好みがあるかもしれません)、しかも映画化決定ということで読むことを避けているのならば少しもったいないと思います。
時折挟まれる主人公の心情の吐露には胸が締め付けられる程の響きがありました。ただ礼子の描写が少し物足りなかったり、主人公の両親の心情描写もあったらより深みが増しそうですが、これは著者が自分の人生を振り絞って描いたもので、それは出来なかったのでしょう。振り返る余裕もなかったのでしょう。しかしその荒削りな描写が著者の人生と重なりこの本の魅力を増しているように思えます。
良い本だと思います。著者のご冥福をお祈り致します。