あらすじ
青柳剣一郎は、漆原主水正が福井藩御用達の廻船問屋『三国屋』と、女を集めて怪しげな宴を催していた事実を暴く。やがて、福井藩出入りの紙問屋『越前屋』でも殺しが発生。探索の末、すべては福井藩の十万両の借入金に端を発することを突き止めるが、敵は漆原と共謀し、権力を盾に南町奉行をも陥れんとしていた…。巨悪に立ち向かう、剣一郎の裁きやいかに!
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Posted by ブクログ
福井藩で、道場一の剣豪市九郎が下目付を切って奔走。追っ手を任されたのが下士のふたり。
旅に出るが何やらきな臭い。
江戸では原因不明の死因で女が簀巻きで遺体を発見された。しばらく、身元不明だったが、貧しい母、兄弟を持つ孝行な女とわかる、同じ時期に何人もの女が集められた。
どうも旗本屋敷で女相撲をさせられてたとわかる。
いくつもの事件が、同じムジナを記す。
前後編の長い物語は旗本、大名、老中を敵に回す大捕物となってゆく。
それぞれの生き様がリアルで読み応え十分。