春嵐（下） 風烈廻り与力・青柳剣一郎［19］ 風烈廻り与力・青柳剣一郎

小杉健治

青柳剣一郎は、漆原主水正が福井藩御用達の廻船問屋『三国屋』と、女を集めて怪しげな宴を催していた事実を暴く。やがて、福井藩出入りの紙問屋『越前屋』でも殺しが発生。探索の末、すべては福井藩の十万両の借入金に端を発することを突き止めるが、敵は漆原と共謀し、権力を盾に南町奉行をも陥れんとしていた…。巨悪に立ち向かう、剣一郎の裁きやいかに！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 祥伝社
• 掲載誌・レーベル: 祥伝社文庫
• シリーズ: 風烈廻り与力・青柳剣一郎シリーズ
• 電子版発売日: 2018年09月14日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★☆]

上下巻の後半。老中や大名、旗本相手でもひるまない剣一郎。締めはちょっと意外な展開やった。久保家老、そう来たか・・・

[ブクログ · ★★★★☆]

福井藩で、道場一の剣豪市九郎が下目付を切って奔走。追っ手を任されたのが下士のふたり。
旅に出るが何やらきな臭い。
江戸では原因不明の死因で女が簀巻きで遺体を発見された。しばらく、身元不明だったが、貧しい母、兄弟を持つ孝行な女とわかる、同じ時期に何人もの女が集められた。
どうも旗本屋敷で女相撲をさせられてたとわかる。
いくつもの事件が、同じムジナを記す。
前後編の長い物語は旗本、大名、老中を敵に回す大捕物となってゆく。

それぞれの生き様がリアルで読み応え十分。

[ブクログ · ★★★★☆]

第十九弾
下巻、福井藩の若き藩士、を助け、悪旗本と老中、福井藩の国家老に挑む
最後は江戸家老が犠牲となり、真実を正す。
奉行所も老中を相手に一致団結！
上下巻楽しく読めた