あらすじ
地球の環境悪化でナイラ星に移住した人類。その子孫が、滅びたとされている先住民の謎に迫る。上橋菜穂子のデビュー作。精霊の守り人や鹿の王、獣の奏者などで知られる日本ハイファンタジーの第一人者、上橋菜穂子の記念すべきデビュー作。
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Posted by ブクログ
上橋さんのデビュー作。意外なことにSFでした。ちょっとスターウォーズの世界に似ているな~と思って読んでいました(内容は全く違いますが)。今この時期に読むと、色々と考えさせられます。
Posted by ブクログ
児童文学作家としてのデビュー作。舞台は近未来。
架空のナイル星に住む15歳の少年・シンと、従妹のリシアが、「ロシュナール」という迫害を受け続けた先住民の謎に迫るファンタジー大作。ヒットラーじゃないけど、人間の卑劣さ、醜さを描いた課題作でもあるように思えた。なので、児童文学とは言え、問題意識のある作品だと思う。
それにしても、上橋さんがこのような、横文字を使った作品を書いていたとは新鮮である。
個人的には、やっぱ「守り人シリーズ」のような大自然が目の前に広がるような世界観が上橋作品の中では好きかな。
Posted by ブクログ
上橋菜穂子のデビュー作。なんの前情報もなく手にとり、他の作品同様ファンタジーだろうと思っていたら、SFだったので驚いた。とはいえ、雰囲気はかなりファンタジーっぽいけれど。
純粋に面白いか面白くないかでいうと、詰め込みすぎて読み疲れる感じがあったのだけど、歴史を改ざんする政府や、滅ぼされた先住民・ロシュナールに対する視線に、この作者らしい鋭さを感じた。先住異星人を技術レベルでABCに分けて、勝てそうだったら滅ぼしちゃえ! みたいな方策をとるほど、地球人が愚かで傲慢だとは思いたくないけど。
あと、上橋さんは親と子について書かせたらホントぐっとくることを書いてくれるよなあ。(引用参照)闇の守り人もすごくよかったけど、この本もよかった。文庫サイズで出てくれたら買えるのになあ!
シンはいいやつだな。序盤のリシアが猪突猛進すぎて、なんだかあまり好きになれなかったけど、読んでるうちに理解できるようになってきたというか、慣れてきた。コウンズやカザルスら悪役にもうちょっと厚みがほしかったところ。