あらすじ
【「うみねこ」シリーズ完結! 愛があるから視えた、最後の真実。】
長き戦いは終わり、戦人たちは縁寿に2つの未来を示す。ベアトが出した問題の答えは、「手品」か「魔法」か。真実の意味、そして魔法の意味を理解した縁寿はどちらの扉を開くのか。そして描かれる1986年のあの日の真実と1998年以降の世界。「愛がなければ視えない」「愛があるから視える」最後の真実を夏海ケイが描く、「うみねこ」シリーズ完結巻。
(C)竜騎士07/07th Expansion (C)2015 Kei Natsumi
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Posted by ブクログ
ミステリーと魔法の止揚で愛は生まれるのか
全ては魔法の仕業だと主張する魔女と、魔法など存在しないと反論する男。そんな二人の苛烈なロジックバトルを描いた怪作『うみねこのなく頃に』。
私はCS版のプレイヤーでしたが、物語を自分の中で噛み砕き、完結させるための「補完」を目的にこの漫画版を手に取りました。
読後、個人的には**「真相の輪郭をここまで鮮明に描いてほしくはなかった」**という複雑な葛藤も生まれました。なぜなら、謎が謎として不確定なまま残される美学こそが、本作の真髄であり魅力だとも思っていたからです。
しかし、一つの解釈の終着点として、この漫画版が提示した答えは非常に納得感のある、見事なものでした。
複雑に絡み合った「魔法」と「ミステリー」が、最後にどのような感情へと止揚(アウフヘーベン)されるのか。かつて原作の結末で立ち止まり、置き去りになってしまった方にこそ、この至高の完結を見届けてほしいと願っています。