あらすじ
名人と謳われた祖父より江戸そばの技術を伝授された矢代 稜。今回は、なぜか知人の息子が開店したラーメン屋の面倒を見る事に!?ネットの情報に踊らされる若いスタッフたちに、長年受け継がれてきた江戸そばの出汁取り技術をレクチャーしつつ、鰹節と出汁の知られざる関係と驚くべき事実に迫る!!
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Posted by ブクログ
蕎麦についてのマンガ、8巻目。毎回安定した内容で楽しく読ませてくれるのだけれど、この8巻は特に素晴らしい。1巻からじゃなくてこの8巻だけを読んで頂いても一向に構わない!というくらいに素晴らしい作品が入ってる。
それは8巻巻頭からのお話しで、ベテランの将棋棋士と老蕎麦屋夫婦の、顔を合わせないけども確かに結びついている30年のやり取り。
かつては頂点にいたが今は棋力が下り坂、今度の対局で敗れれば引退か、という土俵際にいる棋士は30年ずっと対局時には同じ食べ物、穴子天蕎麦とそばぜんざい。それを作る蕎麦屋夫婦は対局の日を最後に店を閉める事となっており・・・というような話。
肝心なところを一切書かなかったのでよくわからないとは思うけど、プロとプロの通じ合い、仕事とはどういう取り組みなのか、という事や、友人ではない関係での友情に似た感情、まぁとにかく良いお話。すごくグッと来るので大変におすすめ。