あらすじ 日本美術史に燦然と輝く芸術家十人が、血の通った人間として甦る――。新進気鋭の快慶の評判に心乱される運慶。命を懸けて、秀吉と対峙する千利休。将軍義教に憎まれ、虐げられる世阿弥。将軍家、公卿、富商の間を巧みに渡り歩く光悦。栄華を極めながらも、滲み出る不安、嫉妬、苛立ち、そして虚しさ――美を追い求める者たちが煩悩に囚われる禍々しい姿を描く、異色の歴史短編小説十編。 ...続きを読む \ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります レビューを書く 感情タグBEST3 #タメになる #深い #アツい すべてのレビュー ネタバレのみ 評価の高い順 新しい順 並び替え 評価の高い順 新しい順 次へ 〉〈 前へ1~1件目 / 1件 このページにはネタバレを含むレビューが表示されています Posted by ブクログ ネタバレ 清張が描きたいのは時の権力者と芸術家、また芸術家の師弟・ライバル関係など、その人をとりまくどのような関係性が彼の表現を生み出したかという因縁の部分。したがって主人公の最後の独白はえてして「これでよかったのか、はたして」という具合の逡巡となる。創作というのは常にそれまでの歴史やとりまく環境の上に立つも...続きを読むのでもあるし、また同時にあくまでも個人の内面に直結するものでもある。そのあたりの事情を考えさせる小説だ。 0 2014年02月09日 次へ 〉〈 前へ1~1件目 / 1件 小説日本芸譚の作品詳細に戻る 「歴史・時代」ランキング 「歴史・時代」ランキングの一覧へ