あらすじ
時は、紀元前戦乱の世の物語。かつて悠久の大地を群雄割拠していた国々があった。その中の1つ「黄」という国。王族の娘と臣下の男という身分を超え、固い絆で結ばれた2人がいた――。2人は戦国の世に翻弄されつつも、一番大切なモノを見つける…。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
原作はマンガらしい中華物語(でも、なんちゃって)のノベライズ
愚図な二の姫さま(は実は優秀で)と彼女の臣下兼先生になった宰相の息子(生意気なガキ)。
二人の関係が次第に深まっていく様子が、ときにコミカルに、時に感動的に描かれていて、とても楽しくすらすら読めてしまった。
姫さまの真実や、終盤、愚図だと思われていた姫さまが国の危機を救う展開も含めて、これは、いわゆる王道物語。
でも、それが心地いい。
ラストの姫と宰相の息子がいったん別れる展開は最後を読むまでヤキモキしてしまった。
どこかで、強奪とか、あるのかと思ったよ(笑)
惜しむらくは、家臣団ができて以降の話が短すぎたような気もする。
もっといろんな活躍があっても面白かったかな。
でも、まあ、これは、結局は二人の恋物語だからこれでよかったんだろう。
素直に面白かったです。
一気に読みました
面白く一気に読んでしまいましたが、もっとボリュームを付けて、2冊くらいになっても良かったのではないかと思う位、あっさり物事が進んで、それが少し勿体ないと思った
Posted by ブクログ
以前読んだ原作も面白かったし、小説化するのが好きな作家の一人『深山くのえ』だったので迷わず購入。
終盤の展開が原作と違っていたのには驚いたが、これは原作者が考えていたもう一つのエンディング案を採用したということで、特に違和感無く受け入れることが出来た。
出来れば、後日談など、小話が幾つが載っていると更に嬉しかったかもw