あらすじ
よくある「問題解決の手法」が期待ほど効果を発揮しないのには、アプローチの方法に問題があった。本書で紹介するのは、「逆から考える(シンキング・バックワーズ)」思考法。これは、問題そのものではなく、理想や目的を考えることから始める問題解決法だ。つまり、問題を分析するのではなく、最初からはっきりとした解決策に注目する。そうすれば、ムダな分析や調査がなくなり、実行不可能な施策も生まれない。「逆から考える」「『合理的な疑い』を超える」「決断そのものに意味はない。施策実行にこそ意味がある」の3ポイントで、問題を的確にとらえ、行動をともなった解決策を生み出そう。
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Posted by ブクログ
すべての仕事は「逆」、つまり結果や理想をちゃんと考えて
それに合わせて計画を立て、実行していきましょう
という本。
第一章で述べられているように
「問題ではなく、結果を出すことに焦点を当てましょう」
ということが一番印象的でした。
自分はどちらかというと問題ではなく結果の方に焦点を当てる方ですが、
上司の方に「いや、それも大事だけど問題が○○と△△があるから・・・」
などと言われているのでいい学びになりました。
現状に不満を感じていて、
何か突破口はないかと悩んでいる人におススメです!
Posted by ブクログ
マッキンゼーと、BCG出身の作者の訳書。
かなり直接的なハウツー本だが、なかなか高度な内容のためか非常に読みづらかった。思考的なものは、他の同会社出身の方とかぶるので、まだ
「すべてはイシューから~」の方が読みやすく、入りやすいかと思う。
Posted by ブクログ
仕事をしていて、いろいろな場面で問題解決のためのPJが存在するが、なかなかその成果が出ない理由について説明した本。
これを読むと、普段自分がイシューツリーなどで問題を分析している手法は、あまり効果がないらしい。
そこで、本書で紹介されているのは下記3点。
・逆から考える:問題解決とは問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである。
・「合理的な疑い」を超える:意識改革は論理、事実、そして仮説を磨き上げる事から生まれる。
・意思決定そのものには意味がなく、施策実行が全て:意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる。
やや概念的な話が多く読みづらい所もあったが、各章の最後にまとめがあり、そこだけ読んでもためになると思う。