【感想・ネタバレ】すべての仕事は[逆]から考えるとうまくいくのレビュー

あらすじ

よくある「問題解決の手法」が期待ほど効果を発揮しないのには、アプローチの方法に問題があった。本書で紹介するのは、「逆から考える(シンキング・バックワーズ)」思考法。これは、問題そのものではなく、理想や目的を考えることから始める問題解決法だ。つまり、問題を分析するのではなく、最初からはっきりとした解決策に注目する。そうすれば、ムダな分析や調査がなくなり、実行不可能な施策も生まれない。「逆から考える」「『合理的な疑い』を超える」「決断そのものに意味はない。施策実行にこそ意味がある」の3ポイントで、問題を的確にとらえ、行動をともなった解決策を生み出そう。

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Posted by ブクログ

題は簡単だが難しい本。思考は通常 A ならば B の演繹法をとっているので、逆の方向からの思考になるのですが、フレームワークという道具、分析を経て、実践的な解決策に至るアプローチはイメージしにくい。

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2021年04月27日

Posted by ブクログ

シンプルな内容だけどすっと落ちていく本。
ゴールを明確にし、その実現のために何をすべきかということだけを集中して考え実行せよ。
本当にそれだけを主張されましたが、逆のアプローチを採用すると確かに無駄が多いしブレやすいし、言われて納得です。次にビジネスプランを立てるときに意識したいと思いました。

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2016年08月17日

Posted by ブクログ

これまでの問題解決の手法とは、発想を異にする本。よく読み込んで、実践に繋げたい。


以下、注目点
・分析は、解決策をテストするために行う。
・目標・目的よりも問題を重視している。
・イシューツリーはときどき、人を誤った方向に導いてしまう。
・方向性、測定可能な目標、クライテリア
・大きな理想を掲げておきながら、具体的な行動プランを示さないマネージャーは無視したほうがいい。
・いい分析とは、目標に至るための有効な解決策を見つけるのに役立つような質問への、事実に基づいた答えのこと。
・複数の解決策の間のトレードオフこそがもっとも中心的なもの。
・いいチームは、反対意見が出ても、それを叩き台にして解決策をさらに進化させることができる。
・ベストな解決策は、発案者が誰だったのかは関係なく、誰もが「自分が関わった」と実感できるものである。
・代替案を提示せずに、目の前の解決策をただ叩くのは最悪である。合意するか、代替案を出すしかない。
・ITシステムを一新しないと成功が望めないようなら、よりよい代替案が必ずある。
・意志決定とは確実なものでもギャンブルでもなく、きちんとした判断を下すことである。チームは意志決定者に判断材料を与え、判断そのものは意志決定者が下すのである。
・経営を変えるには何らかの施策を実行することが必要。
・成功のための条件が揃っていないと感じたら、あえて「ノー」と答えること。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

なぜ企業は、具体的な目的もなく船出してしまうのだろう。
それは、何をやりたいのか をよく理解していないからである。
この場合には、まず何をやりたいのか質問を繰り返すことが望ましい。

われわれはいつのまにか、目標からではなく目先のことから、やるべきことからではなくできることから、目的からではなく手段から、やるためにはどうするかではなく出来ない理由から 考えてしまう。

問題にはまり込まない➡
答えをだすために、考えるのではなく、理想の答えを決めてから始める。
そうしないと、発散してしまう。(海を沸かそうとするな)
まずは、ある情報からありたき姿を思い浮かべることから始める
その確からしさを検証するために、調べ、考える。

問題の分析は、その原因を突き止めるものはなく、状況を前進させるものとしてとらえるべきである
いい分析とは、目的に至るまでの有効な解決策を見つけるのに役立つような質問への、事実に基づいた答えのことである。
1⃣分析を始める前に、目標を設定する(下記ポイントを参照)
2⃣分析のためのフレームワークを考える。影響する因子、解決までの期間、リソース、リスク(ネガ)の洗い出し
3⃣分析を行うためのフローを構築する。
・質問型アプローチ;目標を細かな設問へ分類する、その答えを探す。問題は、あまりにも分析過多になってしまう点。
・解決策型アプローチ;論理を重視し、可能な限り筋の通った解決策を仮定し、その根拠となる情報を収集する。課題は視野狭窄、自分の論理を重視疑う癖をつける。
・段階的アプローチ;解決策をタイムスケジュールごとに並べる。

目標設定のポイント
方向性;やりたいことのベクトル
測定可能;抽象的ではなく具体的
クライテリア;どこまでやるのか。どこまでないとダメなのか


分析の際の注意点
・データは何も教えてくれない➡常に、だからなんなのか。なぜそうなったのか。の答えをさがしておくこと


解決策は、必ず二つ以上持つ
解決策が二つない時は、解決策を真剣に考えていないか、意思決定者を信用していないかのどちらかである

解決策として、確実な答えなど、ない
大切なことは、
解決策に論理と事実が整理されていて、それが正しいと信じられること、熱意を持ってとりくめること。


・逆から考える
問題とは、そのものを考えることではなく、目標と解決策について考えることである
・合理的な疑いを超える
意識改革は、論理、事実、そして仮説を磨き上げることから始まる
・意思決定そのものに意味はなく、施策実行がすべて


決断ではなく、行動でしか状況は変わらない。
すべての検討は、判断ではなく行動を伴うことで初めて意味がある。

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2013年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すべての仕事は「逆」、つまり結果や理想をちゃんと考えて
それに合わせて計画を立て、実行していきましょう
という本。

第一章で述べられているように
「問題ではなく、結果を出すことに焦点を当てましょう」
ということが一番印象的でした。

自分はどちらかというと問題ではなく結果の方に焦点を当てる方ですが
上司の方に「いや、それも大事だけど問題が○○と△△があるから・・・」
などと言われているのでいい学びになりました。

現状に不満を感じていて、
何か突破口はないかと悩んでいる人におススメです!

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2012年06月06日

Posted by ブクログ

「バックワード・キャスティング」、あらまほしき未来から問題と解決策を現在に投じる。
かなり昔、ブレイクスルー・シンキングという思考コンセプトでも、バックワード・キャスティングはあったけど、もっとビジネス版でカッコよくした感じ。

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2012年06月02日

Posted by ブクログ

現在携わるプロジェクトとマッチする部分も多くためになった。
問題解決をしようとするとどうしても原因分析や真の原因は?という方向に進み時間が費やされることが多い。
製造現場のカイゼンならそれでも良いがビジネスの世界で起こる問題は分析するまでもない問題(当事者皆が共通認識を持っている問題)も多い。
その場合はむしろ解決策やその実行に重点を置いていくべきであるというのが私の所感。

この本はその考え方にマッチしてた。
逆から考えるというのはゴールに向けて何に注力すべきか(何に時間をかけるべきか)を考えてからアプローチすること。そのアプローチはゴールによって決まる。

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2014年06月16日

Posted by ブクログ

・手段と目的をはき違えないように(はき違えがち)
・施策に落とした後の行動(ステークホルダによる反発をなるべく抑えるよう考慮/注力する)について
ってあたりは、ちょっと思い当るところがあった。

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2014年02月28日

Posted by ブクログ

逆から考えるとは?

→逆から考えるとは、つまり理想や目的から考えることであり、何らかの変化を生み出すためのもの
合理的な疑いを超える、つまり論理や前提へのチャレンジが必要
決断そのものに意味はなく、実行してこそ

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2014年02月16日

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課題解決の方法論の本

問題点を分析して課題を導き出す方法の他、あるべき姿(ゴールイメージ)から逆算し、課題を設定する方法を紹介。
課題を設定する際の仮説はフレームワークを用いて設計し、本気で検証することが重要。強弱つけて本気出さなくてもいいところもあるけど。

後半が難しくてよくわからんかったから、またいつか読みたい。

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2013年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マッキンゼーと、BCG出身の作者の訳書。
かなり直接的なハウツー本だが、なかなか高度な内容のためか非常に読みづらかった。思考的なものは、他の同会社出身の方とかぶるので、まだ
「すべてはイシューから~」の方が読みやすく、入りやすいかと思う。

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2013年01月07日

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ネタバレ

仕事をしていて、いろいろな場面で問題解決のためのPJが存在するが、なかなかその成果が出ない理由について説明した本。
これを読むと、普段自分がイシューツリーなどで問題を分析している手法は、あまり効果がないらしい。
そこで、本書で紹介されているのは下記3点。
・逆から考える:問題解決とは問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである。
・「合理的な疑い」を超える:意識改革は論理、事実、そして仮説を磨き上げる事から生まれる。
・意思決定そのものには意味がなく、施策実行が全て:意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる。

やや概念的な話が多く読みづらい所もあったが、各章の最後にまとめがあり、そこだけ読んでもためになると思う。

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2013年01月06日

Posted by ブクログ

1.問題そのものではなく、目標や答えからアプローチする。
2.論理、事実、そして前提へのチャレンジが心理的変化を生み出す。
3.決断は人を動かさない。人を動かすのは行動だけである。

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2013年01月05日

Posted by ブクログ

BCG、マッキンゼーを経験したビジネスコンサルの方の本。すこし概念的過ぎてむずかしい。逆から考える(解決策、目標)、解決策に対する分析、施策実行。

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2012年09月09日

Posted by ブクログ

問題と課題の関係を書いた本に読みかえられると思う。
本書の主張は、目的から思考せよということ。
往々にしてありがちな、網羅的な問題点の列挙、課題の発見、解決策の提示という手段ではなく、目的と現実的な解決策を主眼に発想することを提唱。
筋道がないまま、問題点の把握から入ると、その問題の発見自体が作業になってしまい、解決策までリーチできないことが多く、本来解決策の創出に咲くべきリソース(人・モノ・金)が足りなくなる。
現実的に自分たちがコントロールできることは何なのか?を頭に入れておくことが肝要と感じた。

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2012年06月16日

Posted by ブクログ

■仕事の効率を上げるための3つの原則

1.逆から考える。問題解決とは、問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである

2.「合理的な疑い」を超える。意思改革は論理、事実、そして仮説を磨き上げることから生まれる

3.意思決定そのものに意味はなく、施策実行がすべて。意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる

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2012年06月03日

Posted by ブクログ

【レビュー】よく言われる、問題発見→問題分析→解決ではなく、解決策(目標)から逆算していこうというスタンス。例えるなら、試験日から逆算して勉強量を調整することに似ているか。本書で言われている具体的アドバイスは当たり前のことだが、逆から、という点が新鮮なポイントだろう。
【特記事項】
1目標、解決法からアプローチすること
・この際、目標は測定可能な具体的なものとし、全員でシェアすること。
・目標設定のポイント:方向性、指標(測定できるベンチマーク)、基本指針
・目標、基本的なアプローチなどに矛盾があってはならない。

2分析アプローチを作成
・質問型:目的を幾つかの質問に分割する
・解決型:解決策を志向すること(本書のメインテーマと親近性あり)
・段階型:解決を小ステップに分解して、順次進めていく方法。

3分析実行
・合理的な疑いを超える程度の証明で足りる。
・データに当たる前に、だから何?と自問すること。
・労力にメリハリをつける。重要な分析にはヘビーで、そうでない場合は軽めでOK。前者には、事実、数字、一次情報、複数源の情報、感度分析、シナリオ分析など

4解決策
・解決策とは、問題に照準を定めたら爆撃機のように徹底的に攻撃し、目標達成まで緩めないこと。
・はっきりした目標、行動が伴うこと、目標と行動に矛盾がないこと。
・複数の解決策をいつも持っておくこと。

5抵抗勢力を抑える
・ヒエラルキーの頂点である経営者にアプローチする。
・コミットメントを求める。

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2012年05月29日

Posted by ブクログ

★3つ。
問題解決に必要な『課題分析・目標設定・プランニング・人の動かし方』がまとめられている。

ただし、ハードルが高めであるというのが感想。(リソース配置の権限を持つ社長・本部長クラス?)
若手社員にとっても、思考様式としては持つべきなので、勉強にはなる。自身の力量に問題があるのかしれないが、腹に落ちにくい。

以下、メモ
・重要なのは、チーム全体が測定可能な目標に合意し、きちんとシェアすることである。
・問題解決では、「何をどうしたいか」を明確にしなければ、結論を導き出すことは難しい
・データは我々に「どうすればいいか」を教えてはくれない。データにあたるときに「だから、何なのか?」を考え、解決策へ変えなければならない
・問題解決に重要なことは、「1.目標がはっきりしているか」「2.行動がともなっているか」「両者を結び付ける論理に説得力がともなっているか」
・ベストな解決策というものは、発案者が誰だったのかは関係なく、誰もが「自分が関わった」と実感できるものである
・悪いCEOは何も決めず、何もせず、ただ時間とデータをほしがり、ただ話し合いたがる。結局、問題解決に必要なのは、とにかくリーダーシップである
・ボートを揺らせば揺らすほど、人はその場にしがみついてしまう
・動き続け、目標を達成するためのあらゆる可能性を探り、挑戦をいとわないリーダーこそが成功を収めることができる
・普段通りの仕事をつづけながら、並行して「世界を変える」ことをしろといわれることは少なくない。みんながバラバラな場所にいてチームとも呼べない有様で、それぞれ違うものを優先しており、モニタリングをせずにいれば、成功率は0
・目標とリソースはマッチしているべき

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2012年05月26日

Posted by ブクログ

コンサルタントの仕事術というより、事業会社内のプロジェクト向けの本。プロジェクトの各フェーズでのポイントを再確認できるが、自分には新しい発見はそんなになかった。といいつつも、その些細な部分が結果を大きく左右して、それを身につけなければいけない。

・仮説思考型のアプローチでは、仮説を裏付ける情報にばかり目が向いてしまい視野狭窄になる。これを避けるためには、仮説はもしかしたら間違っているかもしれないという考えをもっておくことが大切である。

・仮説を反証するエビデンスも探してみる

・1次情報にあたる、ソースのクオリティがデータのクオリティを決める

・感度分析とシナリオ分析を行う

・解決策は最低2つの代替案を用意し、トレードオフをまとめておく

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2012年05月05日

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