【感想・ネタバレ】カリコリせんとや生まれけむのレビュー

あらすじ

村上隆、奈良美智と並ぶ天才美術家、会田誠。物議ばかりを醸してきた彼の頭の中身はどうなっている? カリコリっていったい何? アートの最前線から、制作の現場、子育て、2ちゃんねる、中国、マルクス、料理などをテーマに、作品同様の社会通念に対する強烈なアンチテーゼが万華鏡のように語られ、まさに読み始めたら止まらない面白さ!!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

美術家の会田誠さんのエッセイ集。
個性が大事とかいいつつ、皆と一緒じゃないのはダメな人間、という矛盾がまかり通っている中で、息子さんが学校で暴れているのは、一つの個性としてとらえれば「星の子」なのかも、と。奥様は大変だろうけどね。その奥様に執筆が間に合わないから振ってしまうとか、大人になって上手くシフトチェンジできたら、それはやっぱり個性になるのではないでしょうか。
ちなみにタイトルの「カリコリ」は奥様に頭を掻いてもらう、会田さんの好きなことらしい。

0
2016年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幻冬舎のPR誌に連載された会田誠さんのエッセイ。「カリコリ」とは頭を掻いてもらうときに聞こえる音らしい。必ずしもうまくいっていない両親との関係や小学生になる息子の注意欠陥多動性障害(氏はそういう子供を「星の子」と呼ぶ)の話など、家族が読んだらショックを受けるのでは?という内容や、原稿書きをさぼって奥さんに書かせた回もあり、必ずしもうまい文章というわけではないですが、味のある文章でアートに対する考え方、作品の背景等伺えて興味深い内容。

0
2014年02月11日

「エッセイ・紀行」ランキング