あらすじ
子供たちに胸を張れるような立派な大人になるため、グリンダを残し、エーレンを去ったシャール。だが何とか大学に合格し、外交官になるべく勉強をはじめたものの、ことあるごとに押しかけてくる聖羅に、振り回される日々を送ることになり――!? 十二歳、十四歳、十六歳と成長していく聖羅と、変わってゆく二人の関係。そして二千年前に飛んだ時に見た、十七歳の聖羅との“約束の未来”が訪れて……。大人気ファンタジー家庭教師コメディ、堂々フィナーレ!!
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9歳の時の聖羅の視点の話から始まり、時系列で結婚までの流れが書かれている。
他のキャラにもきちんとスポットを当てており、素晴らしかったのだが、展開が駆け足だった様に
感じられ、少し残念だと思った。
あと結ばれたあとの話が書かれていないのが非常に残念と言わざるを得ない。
短編集かなんかで書いて欲しいと思う
Posted by ブクログ
作者が前巻の後書きで述べていたように最終巻の内容はシャールと聖羅の恋物語がメインになっている
竜樹やギルマーについては一応補完されたけど、レドと桜の物語は消化不良のまま。まあ、あの二人の話を始めると完全に別物語になってしまうから仕方ないか
ミリーとハールーンが再登場したのは嬉しいな。これによってシャールはアニスだけでなくこちらの二人対しても誠実な対応で付き合うことが出来ないと伝えることが出来たのだから良い展開だった。更にシャール達の逢瀬を見た聖羅が嫉妬した辺りで思わずニヤニヤしてしまったよ
話が進むごとに聖羅が成長し段々と子供ではなくなっていくのに頑なにそれを認められずに大事な生徒として扱い続けるシャールはもどかしかったなぁ
こちらとしては既に無意識下で聖羅を意識しているために他の娘とは付き合えないのかな?なんて想像していたんだけど、どうやら次から次へと彼女を作っていたようで。そりゃ聖羅からすれば落ち着かず何度も邪魔に来るのは仕方ない
そんなシャールが聖羅を取られるかもと動揺してからの聖羅の対応がもう子供ではなくて一人の女性になっていて。その辺りから二人の関係性が大きく変わったことが伝わってきた
そこからの展開はもう本当に王道展開。初めて会った時は9歳だった聖羅がその時のシャールと同じ17歳になってようやく対等な存在となる展開は感無量だった
Posted by ブクログ
最終巻。
言ってみれば一巻使って聖羅が大人の魅力でついにシャールを陥落させる話。
ていうかシャールがいつまでたっても堅すぎるよ。
いやまあ確かに9歳の聖羅は子供だったのだろう。
だから、少しぐらい成長しても恋愛対象に思えないのは、わかる気がするけど、それでも女の子はすぐに驚くほど魅力的に成長するものなんだよ。
普通その間に誰かに持っていかれるものだけど。
むしろ7年間も変わらずシャールを想い続けた聖羅がいじらしい。
ほんとによかったねと言ってあげたい。
最終巻らしく、シリーズを彩ったヒロインたちの総出演で楽しかった。
個人的にはアニスの出番がもっとあったらよかったな。
いい奥さんになっちゃって。
あと同人誌とか売ってないのかな?(笑)
それにしてもラストの「一緒にお風呂」は引っ張りすぎ(笑)
想像したらドキドキしてくるよ(爆)
うん、最後まで愉しかった。
Posted by ブクログ
まさに大団円。みんなしあわせ。グリンダなシャールに恋してたギルマーと竜樹王子も一途な聖羅も報われてよかった。リリエンもギルマーをうまく支えてるな。シャールの義兄があのひとになったらどーなるんだろうな。