あらすじ
「僕はグリンダ=ドイルじゃない」と竜樹たちに告白した矢先、ついに本物のグリンダがその姿を現わした。激しく動揺する聖羅に、「必ず戻って誕生日を祝う」と約束したシャールは、グリンダを追いかけ光の中へ! しかし、メレディスの森で置いてきぼりを食らったシャールが迷い込んだその先は、伝承で語られる二千年前の決戦の真っただ中! しかもシャールが「神託の黄金の天使」だって――!? 大人気ファンタジー家庭教師コメディ、最高潮の第7巻!
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Posted by ブクログ
予定調和の大円談エンディング。うん、よかった。でもいっつも最終巻でばたばたと終わらせちゃうのね…と思ったら、おまけ巻がある!
この作者は蛇足やオマケが好き。作品の完成度は逆に下がってしまう感じがするが、蛇足感も楽しみたい、と思わせるラストでした。
Posted by ブクログ
グリンダが失踪した理由ってエーレンの件とかほぼ無関係でシャールがフロリーに振られていたことが切っ掛けだったのか。これは見事に騙されたな。
またグリンダが異世界に行きたがっていた理由も知らない世界に行きたかった理由よりも、シャールと再び一つになることが最大の目的になっていたりと、ここに来てグリンダがかなりブラコンをこじらせていたことが発覚。はじまりの森での発言なんてヤンデレのテンプレ的なものになっているしなぁ
突如2000年前の世界に行く展開には度肝を抜かれたが、更に第一巻から何度も話しに出ていたオルフェートについて謎解きがなされたのも驚きだった。この作品ってタイトルや当初の展開からは想像できないほど世界観が奥深かかったんだなと再認識
遂に大勢にシャールの正体がバレたわけだけど、竜樹の対応が大人。ギルマーという信頼できる騎士を手に入れたことも併せて考えると彼は当初に比べてかなり成長したんだなぁと実感。初恋の相手が男性だったと知っても感謝を伝えられる11歳なんてそうそう居ない
最終的にシャールはアニスと聖羅どちらと結ばれるのかと楽しみにしていたけど、結局アニスを選ぶことはなかったのか。シャールにとってアニスは相性は最良だったんだろうけど、同時に甘えたい相手でも有るから聖羅の先生で在りたいと思う現在のシャールにとっては選べない恋だったんだろうね
次でいよいよ最終巻か……
Posted by ブクログ
とにかく聖羅の気持ちが切なくて哀しくて苦しくて愛おしい回。もう泣いちゃうよお。
最終巻のひとつ前、シリーズ的には伏線の回収回でもある。
とは言え、前半のタイムトラベル歴史修整エピソードはけっこう唐突で、前巻読んでから時間が経っていたこともあって、うまく物語に入ることが難しかった。
ドレスな僕的にもここら辺ちょっと異質だよなあ。
まあ、そのおかげで王妃様の社長さんの件も含め(笑)いろんな伏線を一気に回収できたわけだけど。
もっとも、さらにもう一つ重要な伏線を落としていったけどね。
タイムトラベルから戻ってきてからは、いつものドレ僕。
ただ、小っちゃな聖羅の心情がこれでもかと胸に迫ってきて、こっちも涙ぐんできた。
でも、明るい未来が待ていると思えば、それもまた楽しいよね。
きっと彼女は今よりももっとステキな女の子になるのだ。
その時を待っている。
きっと次巻ではそんな場面が見られるはず。
それまでの別れだ。
ちょっと気になるのはグリンダの方。
シャールと一緒にいるために世界まで変えようとした彼女の気持ちはあれで納得できたんだろうか?
たとえ一緒にいなくてもシャールとの絆はいつも繋がっていることを信じられたのならいいのだけど。
ラスト一巻。
ステキな結末にたどり着けますように。
Posted by ブクログ
本物のグリンダ登場で秘密を詳らかにしたシャールはグリンダの思惑に巻き込まれて過去の世界へ。時空を越えた兄妹(姉弟)喧嘩はまるまる一冊使えそうな感じだったけどさっくり事が終わり現世へ帰還。そして始まる牢屋生活…の割に恵まれた生活だったようで(笑)そのあたりはこの物語らしいかなと。グリンダが行動に移った理由が若干子供っぽいかなぁとも感じたけど、そのあたりは天才たる所以なんですかね。もう一冊あるらしいけど番外編とはまた違うらしい。