【感想・ネタバレ】ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺5のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・堀川
・上燗屋
・二番煎じ
・花筏
・狸の化寺
・子ほめ
・地獄八景亡者戯

シリーズ最終巻となりましたが、竜二の成長があまり感じられなかったな。
というか、落語も漫才もお芝居も、大して努力をしていないのに本人のいないところで「すごい才能」と言われていた竜二が、今巻だけはギャグも作れず、スタジオの空気も作れないダメダメな奴になっているのが、違和感。
そのダメダメが受けたのだけれど。

結局落語ができない状況にならないと、落語をやろうとしない。
そして何度も同じ過ちを繰り返す。酒、バイク。
現実にそういう成長しない若者がい手も、そんなに腹は立たないけれど、シリーズ5冊目でも成長の跡が見られないと、ちょっとイラッとするね。

でも、シリーズを読み通して思ったのは、どんなに飲んだくれでも理不尽でも、好き勝手なことをして愛されている梅寿師匠のような年寄りになりたい。
「全くしょうがねえなあ、このくそじじい」と思いながら、みんな梅寿から離れていかないもんねえ。
それは十分愛されてるよねえ。
実は梅寿が主人公だったのか?

自由に生きて「しょうがねえなあ」と若い者に言われる、そういう年寄りに私はなりたい。

落語部分とストーリーの絡みは、面白かったです。
やっぱり寄席に行って落語を聞いてみたいなあ。

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2017年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻にもなると、もはや謎も何も出てこない(笑)。
竜二の成長(本人の本意・不本意を問わず)と取り巻く環境の変化がつづられている。
本筋の落語をモチーフにしたストーリは最後までブレは無かった。

0
2017年06月01日

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