【感想・ネタバレ】ミス・サンシャインのレビュー

あらすじ

最高に泣ける、吉田修一

心に傷を負った大学院生・岡田一心は伝説の映画女優・和楽京子こと石田鈴の自宅で荷物整理を手伝うことに。引退した今なお美しい鈴さんの胸に秘められていた波乱万丈な映画人生、原爆が奪った運命と大切な人たち――その過去に触れるうち、一心の胸にあたたかな光が灯る。清冽な感動に包まれる島清恋愛文学賞受賞の傑作長篇。

単行本 2022年1月 文藝春秋刊
文庫版 2025年8月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

国宝がよかったのでオーディブルで聞き始める。
「東洋ではからだのあちこちにツボがあるとされていますその中に壇中というツボがあります、喉元から胸の骨に沿って指を降ろしていくとその指先がすーっと吸い込まれていく先が壇中です。寂しくてどうしようもない時、悲しくてどうしようもない時ここを押さえてみてください、そしてゆっくり深呼吸をしてみてください」
「恋心というのは嫌われたくないと思う気持ちであると。そして愛するというのは嫌われてもいいと思う気持ちじゃないだろうかと。」
久々に感動する本を読んだような気がします

書評より「物語の語り手は、大学院生の岡田一心。彼は指導教授の紹介で、昭和の映画界で一世を風靡した元大女優、和楽京子こと石田鈴の邸宅で、所蔵品整理のアルバイトを始めます。八十代を迎えた鈴は、穏やかで気品ある女性。一心は、膨大な映画関連の品々を整理するうち、鈴の輝かしい女優人生と、その奥にある人間的な魅力に触れていきます。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても読みやすく、内容的には戦後を生き抜いた大女優「鈴さん」の荷物の整理をしていくうちに
映画を通して、生き様を通して主人公「一心」が
この引退をした女優に恋心を描いた話だと
思ってた終盤でネットで吉田修一氏の
「ミス サンシャイン」のロングインタビューが
あり、その中で「長崎の原爆を描きたい」
言うような文章が出てきて、その視点から
読み返したら全く違う印象に変わった。

長崎の原爆を生き抜いた大女優「和楽京子」
の生き様を描いたノンフィクションとしか思えなくなった。実際に活躍された偉人や俳優、女優が
「和楽京子」と共に出てくるので最後には私の中にこの「和楽京子」と言う大女優が存在していたとしか思えなくなってしまった。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遅くなりましたが、吉田修一さんの「ミスサンシャイン」のレビュー書きます。

読む前から、みん読のみんなの感想が面白くて笑っちゃって、話題に出てきていたみんなの言う、「格がちがう」いっくんと素敵な鈴さんはどんな人達なんだろうとワクワクしながら読み進めました。

いっくんの大失恋、大女優だった鈴さんの映画や親友の話、その親友と鈴さんの被曝体験、いっくんが失恋から立ち直ったころに抱く鈴さんへの恋心、そしていっくんと鈴さんの共通点である、若くして亡くなった大切な人への気持ちを心の奥深くにしまっているからこその2人の心の共鳴。色々な要素が混じりながら素敵なハーモニーでした。

でもやっぱり心に深く響いてきたのは、鈴さんの語る原爆投下された日の話。被爆者として早くに命を奪われた親友の話。

すずさんの、戦争体験を読みながら、吉田修一さんって本当にすごい作家さんだなぁとしみじみ思いました。
そして膻中のお話。身体の中心線と乳頭を結んだ線が交わる場所にある「膻中」。
そんなツボが身体の中にあるなんて、知らなかったなぁ。読んだ後すぐにツボ押しまくったし、娘たちにも伝えました。

去年からずっと続いている激務で体調があんまりよくなくて、でも本を読んでいる間は仕事を忘れて別世界へ連れて行ってくれる。読書の間、ずっと緊張状態が続いている状態から少し解放されるんです。これってすごい事だなぁと改めて読書ってすごいなと思いました。

みん読の感想、ずいぶん遅くなり本当にごめんなさいm(_ _)m
今回はずいぶん遅れちゃったけど、きっと次回には仕事も身体も落ち着いていると思うので、またどうぞよろしくお願いします(^^)

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルと装丁に惹かれてほぼジャケ買いの一冊でしたが、
タイトルにそんな意味があったとは…。

ひょんなことから昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の自宅整理を手伝うことになった岡田一心。
回想での女優としての和楽京子の描写はまるで本当に映画を見ているような熱感で、
一方で現在の鈴さんは穏やかな時間のなかで生きていて。
片付けを通して鈴さんの歴史に触れ、読み終わる頃には一心とともにすっかり鈴さんの虜になってしまいました。

幼馴染の佳乃子を原爆で亡くした経験を持つ鈴さんと、わずか9歳の妹・一愛を亡くした経験を持つ一心。
鈴さんのかつての恋と、一心の恋心。
ふたりの共通点が見えてくるうちに、だんだん二人が近くなっていって、少しの間だけその糸が交わってまた解けてしまう。

でも解けた先にもちゃんと鈴さんはいて、一心の人生を支えていて。
そんなふたりのように、ひとときの交わりでもそこから自分の未来につながるような出会いを繋いでいくのが人生なのかな〜と思ったり。
 
読み終わったあと心の芯がじんわりあったかくなるような温度感のある一冊でした。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の考えた最強の女優っていう話。

「ぼくのかんがえたさいきょうの…」の女優版。
設定が細かく実在の俳優の名前も出てくるし、古い日本映画も好きなので興味深く読めたけど、主人公の若い男の子の話は嵌まらなかった。

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2026年06月06日

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