あらすじ
2009年9月~2010年8月放送の仮面ライダーWの小説版。翔太郎の名をかたって、難事件に挑むことになったフィリップ。ファングジョーカーに変身して、アクセルとともに活躍をする。しかし、ドーパントとの戦いは激しさを増し、たった一人で仮面ライダーに変身することに。その名は……仮面ライダーサイクロン!
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フィリップがフィールドワークに赴き、仮面ライダーサイクロンという新ライダーを登場させることで、小説版の特別感をしっかり出してて良かった!
最後にはしっかりWとしての見どころも作ってたし文句なしの作品だと思う
さらに、本編で語られなかったガイアプログレッサーの出所やフィリップがロストドライバーを持っていた謎の回収までやってて満足感がすごい…
Posted by ブクログ
おそらく仮面ライダーW最後のエピソードとなるであろう本作。TVシリーズでのBとYの間に起こっていた欠番Zの事件。映像作品でやり残したネタ、ぼやけていたディティールを補完している。出処が不確かだったあの「贈り物」の秘密も明らかに。文章表現に拙さは否めないが、脚本的な文体とも言える。何よりメインライター著だけあって各シーンで映像がはっきりと頭に浮かんでくる。読んでいるだけでキャストの芝居とBGMが聴こえてくる。もはやフィルムであると言っても過言ではあるまい。全ての映像作品を視聴し、本作を読破することで「Wのすべてを閲覧した」と言えるだろう。 ってゆーかまた悪女かよ!!ホントセレブ悪女好きだな三条!!本当にWらしかった。いつかどこかで「その後」が読みたい。
Posted by ブクログ
近所の本屋にもないしネットショップにもないしで苦労しましたが、どうにか再入荷で入手しました。
ダブルの人気すげぇなあ、さすがだなぁ…とか思ってましたが、これはガチで面白かったです。
小説、文章になってもダブルの面白さがよくにじみ出ています。本編では知ることのできなかったこと(特にロストドライバーの出処)が、フィリップの視点から数多く語られているのも嬉しいところです。
また、サンタちゃんやウォッチャマン、刃野・真倉コンビにクイーンとエリザベスもしっかり出てくるところもダブルらしいなぁ、と。
これはダブル好きなら、是非読むべきです!
Posted by ブクログ
あの仮面ライダーWが小説になった。ときいて買ってみたのですが、これはよかった。
まず本編であまり見られなかったフィリップ視点。
それとそれぞれのキャラがきちんとでていてW本編に本当にあったんじゃないかと思わせるようなストーリー。
「おかえりW」
そう言いたくなるようなお話でした。
誰よりも翔太郎を信頼しているフィリップ、フィリップの気持ちを理解している翔太郎。二人の気持ちがよくでていました。これは他のも期待!
Posted by ブクログ
本編の中の後半の、描かれなかったとある事件というポジション。エクストリームが完成したことを受けつつ、後半の財団Xとの戦いへの布石も描いていてストーリーとして非常に秀逸。なによりメインライター三条陸氏が直接書いた事で登場人物の言動に全く違和感無く読めるのが嬉しい。文章的には若干のブツ切れ感を感じる部分も無くも無いが、和製ハードボイルドの大家・北方御大の文体もそのような面があるのでご愛嬌かと(笑)