【感想・ネタバレ】ちょっと江戸まで 4巻のレビュー

花のお江戸を舞台に、大身旗本である桜井家の娘・そうびと、わがままセレブの水戸家世嗣のミッシェル(迪聖)を中心とした、ほのぼのドタバタ日常生活を描いたラブコメディ。
このお話の舞台、江戸は江戸でも、西暦2008年の江戸!街並みは完全に時代劇の世界なのに、よくよく看板をみたら「せぶんいれぶん」があったり、「はぁげんだっつ」をおやつに食べていたり。
坂本竜馬も西郷どんも出てこず、大政奉還も明治維新もなくて、もしも徳川幕府が405年間も続いていたら、こんなに平和でナウい花のお江戸文化が花開いていたかもしれないなんて…ライト歴女的にはかなり胸アツな世界観です☆
作者の歴女っぷりもびんびん伝わる、プチお江戸知識やオススメ時代劇情報もところどころにたくさん載っていて、ちょっと勉強にもなっちゃうかも?
時代モノに興味はあるけど、まだちょっと敷居が高いかな…というあなたや、ただの王道恋愛ラブコメじゃ満足できない!というあなたに、ぜひオススメです☆

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このマンガの、適度な力の抜け具合が好き。
でも、徐々に変化の兆しがある巻。
1巻を読んだ時に、主家のお嬢様に対して正成さんたちの態度がフランクすぎやしませんか? と違和感があったんだけど、敢えてそうしていたんだなあ。ちゃんといろいろ考えられていたんだ。でも、その変化が少し寂しい。

今回は特に第十九話「心の花」、絵師・圭次の回が良かった。
何度読んでも、じんわり感動する。
「芸術なんてなくたっていいものでしょう?/食べてさえいられればひとは生きていけるでしょう?」圭次の問いかけに対する藩主の「答え」に、そうだよなあ、と同感。
心が折れそうな時にこそ、必要なものってあるんです。

好きだなあ、このマンガ。

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2011年04月19日

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