あらすじ
トウ小平が敷いた中国の改革開放路線がはじまり30年。中国はGDPでアメリカに次ぐ世界第2位、巨大な貧富の格差がある社会になった。文革以降も重きをなす保守派と経済開放、民主化を急ぐ改革派、その狭間で自らの権力を維持しつつ、トウ小平はどのように決断していったのか? 毛沢東死去、天安門事件、南巡講話など、中国の現代へと至るトウ小平決断のポイントを、産経新聞中国総局長(当時)・伊藤正氏が内外の資料を駆使して活写。
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Posted by ブクログ
元産経新聞中国総局長による鄧小平伝。主に文化大革命と天安門事件、そして彼の死後の記述が主で、彼の伝記ではない。
この本を読む限りでは、彼は中国における一党独裁をあくまでも「過渡期」の形態と考えていたように思われた。