【感想・ネタバレ】夜のだれかの玩具箱(おもちゃばこ)のレビュー

あらすじ

温厚な父が秘めていた40年前の不思議な恋、江戸から消えた女房が見せる奇妙な夢、少年時代の後悔を振りきれない男の帰郷──切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描きだす、著者の才が冴えわたる6篇。恐怖や迷いに立ち止まってしまった大人たちの、切なくて、ちょっと妖しい世界から多彩なストーリーが弾け出す。姉妹篇『朝のこどもの玩具箱』と併せて、幅広い作風のあさのあつこワールド入門にも最適な短篇集。一話ごとに寄せる想いを綴った【自作解説】付き。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

仕舞い夏の海/うちの猫は鼠を捕りません/夢女房/お花見しましょ/蛍女/もう一度さようなら

大人のための玩具箱。あれやこれや美しいもの、怖いもの、不思議なもの…… 垣間見える深遠、身近にあって見えないもの。ふっと灯りをつけて見せてくれる。どの世界にも心を惹かれる。

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2012年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編。

妻と娘との生活よりもずっと前、
一緒に暮らしていた人との突然の別れ
死期が近づいてくるにつれて濃厚になる記憶。
それでもずっと寄り添ってくれた家族を選択した気持ち。

うまくいかない夫婦生活、
不思議な名前のバーに迷い込んだ幻想と現実の狭間。

美しさゆえに殺められてしまった職人の妻。
人の夢にあらわれる妻が伝えたかったこと。
犯人の欲望が暴かれる瞬間。

故郷の桜でお花見をした思い出。
若くして亡くなった友人との記憶。

女を殺めてしまったことへの恐怖と後悔。
死んだものたちが、蛍となって浮遊する山。

自信のない夫婦生活、
病気の父が教えてくれたこと、守ってくれた事故。

蛍の話が日本昔話みたい。
あとがきいるのかな?これは??という感じのあとがきに戸惑う)^o^(

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2016年06月10日

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