【感想・ネタバレ】そして誰もゆとらなくなったのレビュー

あらすじ

文庫書き下ろしエッセイ2本収録!

腹痛との戦いに10年ぶりのダンスレッスン……
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編!

単行本 2022年8月 文藝春秋刊
文庫版 2025年7月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どうしてこんなに不憫エピソードが出てくるのか!
行動力があるから?でも計画性がないから?
ハラハラするけど楽しそう。

・ホールケーキの乱
私もやってみようかと思うくらい
魅力的なイベントだ!一人でできるし。
文庫版はこれについての書き下ろしがあって
それもまた面白い。
クリスマスケーキを、12月はじめに買う人が
意外といるんだ、と知ってびっくり。


・空回り戦記
私はサイン会中、いつもどこか心苦しい。
もし、前回手紙をくれた方が今回のサイン会にも
来てくれていたとして、そのことに私が全く気付かずに
初めまして、という態度を取っていたとしたら——
そんな、答え合わせしようのない後ろ暗い可能性が、
常に耳元のあたりに漂っているのだ。

との思いから、今までもらった手紙の要約を
データベース化するというトンデモ空回りをする。
次々ファンの方からは非難の声をもらい、
データが入ったPCはバッテリー不足になり、
サイン会の途中でただの無機物に成り果てるという
トドメの展開。わざとなのか?笑

そもそも失敗の原因は、自分を良く見せるためという
動機にある、と自己分析している。すぐさま
こんなことをエッセイに書くところがあざといよね!?
とツッコミ。可愛らしい人だ〜。

・MOTTAINAI精神
真冬の滝行に、その場の勢いで挑む。
「夏になったらすぐ行こう、こういうのは
気が触れているうちにやらないともったいないので〜」
もったいないとは?笑

参加者の中にはギャルの女の子がいた。滝行に
ミュールのまま挑もうとしたり、火の上を歩く、
岩の上に登る、普通なら躊躇してしまいそうなことに
「え、やりまーす」と飄々と進む。

私はずっと、周到に準備するより、丸腰で臨んで
「準備忘れた〜!」とケラケラ笑っている人に
なりたかった、と著者は言う。 同感だ〜。
そういう人は結局、準備不足だったとしても周囲の人に
助けてもらえるのだ。そうやって世界を信頼して
生きている人のほうが絶対にいい。
堂々とミュールのみで参戦し、
借りた靴を返却する彼女だけが、身軽なまま帰れる。

確かにそう、思い切ってやってしまうこと。
でも、それができずに空回ったり、
不器用に生きている人間も、魅力的なんだよねえ。

私はこの滝行エピソードで、
そんなにお腹を冷やして大丈夫!?と
ずっとどきどきしていた。笑
————
期待外れの展開に真顔になる瞬間は
ほんとうに面白い。
腹痛のお話は、どちらかというと心配が勝つけども。
あれを食べれば、これを止めれば、
色々考えてはみるけど
本人が既にあらゆる手を尽くしてダメなんだから
きっと運命なんだなあ。
それでも笑い話にして逞しく生きているのが
素晴らしいよなあ。
絶対もっと気楽に読んで欲しいだろうなあ。笑

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったけど、私にとっては全体的にギリ心配する気持ちが勝つ内容だった笑
まあ著者はその体質を受け入れながら?こういうものだ、って感じで生きて、それをこのタッチで書けるのがすごい笑
トイレ関係は全部心配が勝っちゃったけど、サイン会に来てくれた人の手紙をデータベース化してどん引かれる話とか、社会人のバレーボールチームが高校の女子バレー部の練習に呼ばれちゃった話とか、もったいない精神でバンジーやっちゃった話とか、ホールケーキを計画的に5個も?食べて脂質異常症になっちゃった話とか最高だった笑
手紙のデータ化めちゃいいやん!って自分も思ったけど、現場を想像したらやばすぎる笑 空回り感がやばい笑 でも自分もそういうとこある気がするから気をつけよって思った。
ほんで旅行はあんまり…みたいな著者より、行ったことのある国とか場所が少ないの、なんか悔しくなってきた笑

0
2026年07月24日

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