【感想・ネタバレ】悪党のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月19日

読みやすく面白い

探偵 佐伯修一の元に入る依頼を1章の区切りとして展開していくため短編が集まったような構成
ただ短編と言いつつも話が大きく変わるわけではなく佐伯が向き合い続けている姉の事件への誘導になっており、結末の説得力があった

服役を終えた人間のどんな姿を見て『赦す』とするのか
善良な人間と...続きを読むして直向きに働いていたら
きっとそんな姿を見ても、『赦す』とはならないと思う

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月09日

佐伯が15歳の時、17歳の姉が同級生3人にレイプされ殺された。彼はその復讐のため警察官になった。レイプ犯を目の当たりにし、姉のトラウマによりレイプ犯の口の中に拳銃を突き付ける。警官を辞し、探偵になった佐伯は3人のレイプ犯のその後を追いかける。被害者家族としては、罪を償った加害者が更生・出所後、当然真...続きを読むっ当な生活を送っていることを期待する。被害者家族は加害者を赦せるのか?。あるいは、加害者がどうなっていたら赦せるのか?これがこの本の一番問うていることだ。加害者が臨終の際の1粒の涙。この涙で復讐を終えたのか?

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月28日

かつて姉を殺された主人公・修一は、探偵として働いている。その探偵事務所に、「かつて身内を殺した犯人が出所後にどうしているか調べてほしい」という依頼が来る。調べてどうしようというのか…憎しみの気持ちが理解できるだけに、自分の仕事の意味に悩むが、憎むべき相手を見つけてどうするかは依頼人次第だ。探偵として...続きを読むは、頼まれたことをするだけだ。
短編風に、何人かの犯罪被害者が登場する。彼らの依頼を受けながら、修一本人も、自分の姉を殺した犯人に対してどうするべきか、自分はどうしたいのか、悩み続ける。
これまでの薬丸岳の作品同様、本当に重たいテーマだ。本作はもう推理とかサスペンスチックなしかけは全くなくて、とにかくストレートに、犯罪被害者の遺族は加害者を赦せるのか、加害者が刑期を終えた後どうなっていれば赦せるというのか、ということを問題にしている。
夢も希望もなく、家族も友達も失ってホームレスみたいな生活をしていれば赦せるのか。立派に社会人になって仕事をして世の中に貢献していれば赦せるのか。反省の言葉を口にすれば赦せるのか。加害者も大切な人を殺されたりして同じ苦しみを味わえば赦せるのか。
加害者が本物の「悪党」だった場合、反省を促すとか、同じ苦しみを味わうとか、そういう何もかもが無駄なのかもしれないと思わせるくだりがあって、とっても重かった。犯罪被害者に対して社会が優しくないといけないと思った。報道などで何度も傷つけられるようなことがあってはならないし、被害者が子供だったりした場合、社会が絶対に守らなきゃいけないと思った。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月25日

好きな感じでした!
かなり胸糞悪かったけど悪党は性根から悪党なのか?
と考えさせられました
ゆかりは無惨な死に方をしてしまい自分的には復讐をとげてほしかった!
榎木の最後の涙はなんなのか、、

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月06日

東野圭吾さんのさまよう刃に似たようなお話しでした。
凄く面白かったです。
特に主人公が最後盛岡駅に行くシーンに感動しました。

0
ネタバレ購入済み

よかった。

2019年08月05日

犯罪者遺族の苦悩が色々な立場から描かれていて、読んでいて辛くなりました。
でも、人はこうであってほしいというラストにたどり着けて、よかったです。

0

「小説」ランキング