あらすじ
授業中にちっともじっとしていられなくて、どうやらLD(学習障害)だった(?)子供時代。ロボット犬グレーちゃんとの愉快なテレビ出演、沢村貞子や渥美清等かけがえのない人々との出会い、そしてユニセフの親善大使としてコソボやアフガニスタンの子供たちに出会ったときのこと。どんなときも「ほんとうの幸せ」を考えてきたトットちゃんの言葉が心にあたたかく響くエッセイ。(対談・なかにし礼)
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Posted by ブクログ
「私ってLDだったの?」の章が気になって借りた。黒柳さんの歴史に迫るテレビをつけてた時に、LDの子どもに関するテレビ番組を見た黒柳さんが涙を流した…というフレーズが流され、なぜ涙が出たのかが気になっていた。
理由はテレビの子どもたちの姿が自分に重なったのと、当時の校長先生が適した教育を施してくれたのを再認識できたためらしい。なるほど!
総じてこの章ではネガティブに取られがちな特性を前向きに思わせれくれるものだった。
特性に名前がついていることで自分自身の特徴と同じだと気づき、ショックを受けてしまう人もいると思うけど、そうじゃなく、前向きに生きていけたらいいなと思った。
他の章も面白かった!
「お説教」では黒柳さんの行動にギョッとしたが意外といいかもと思ったし、「芝居の旅」はなんでも〜事件にする黒柳さんの考え方がキュートで好きだった。
Posted by ブクログ
1年前、『窓際のトットちゃん』の映画を観た後、初めて原作を読んだ。黒柳徹子は2冊目。
徹子の部屋で、ゲストの草笛光子と二人して計算ができなかった話(普通は自分を落としても草笛光子のことを立てそうなものだが巻き添えにしているところで笑いが倍増した)、市民劇場の旅で泊まったひどいホテルやとろろこんぶをくわえながら裸足で新幹線から飛び出した話で爆笑した。巧まざるユーモアというか、あまりウケを狙っている感じでもないのに大真面目なのがかえっておかしい。
一方、沢村貞子と渥美清のエピソードでは、ハンカチで涙を拭いながら読んだ。
ユニセフ親善大使の話には、頭が下がるばかり。あのトットちゃんが!という感慨も感じた。新潮文庫ながらルビがついているのも、「昔の本はルビがついていたからひらがなさえ読めれば大概読めた」という経験によるものだろう。
Posted by ブクログ
黒柳さんのエッセイは他にも有名なのが沢山あるけどこれが初めてだった。
「本を読むことについて」の章は自分が全く目を向けたことのなかった本について黒柳さんのおすすめ目線で書かれててすごく興味深かった。他は演劇、舞台についても。
アイボのグレーちゃんの話とかドッグスイヤーの話など、黒柳さんの中のちょっとおもしろ話みたいなのも、やっぱりなにか「もってる」な、というエピソードが多かったしだからこそ面白かった。
この本の中で印象的だったのはやっぱり戦地での話。ニュースの映像で見るよりもずっと悲惨な状況が伝わってきて、特に戦地での子供たちにフォーカスした内容を初めて読んだのでショックだったし涙が出た。
側からみても絶望を感じてしまう状況で、希望を持っている子供たち。将来の夢だってある。この話を読むまでは、戦地の子どもが希望を持ってるなんて思わなかった。
こんなにも危険な場所で生きている子どもたちがいるんだとはじめて感じた。