あらすじ
【「オモコロ」大人気シリーズの書籍化・第2弾!】
教科書の名作に挑戦!
Ⅹ騒然!「「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日」収録!
「山月記」に挫折した経験から、大人になった今、教科書に載っている作品を読んでみることに……。
「学び直し」ほど大げさではないけれど、きっと何かが変わるはず!
この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください!
〔もくじ〕
はじめに
1冊目 宮沢賢治「やまなし」
2冊目 ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)「少年の日の思い出」
3冊目 中島敦「山月記」
特別編 本の作者と話してみる(ラランド・ニシダ氏)
4冊目 清少納言「枕草子」
あとがき みくのしんより
あとがき かまどより
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Posted by ブクログ
山月記、恥ずかしながら初めて読みました。
あまりにも読みづらくてみくのしんさんの気持ちになれました笑
全ての本に対してこーいう気持ちになったらそら嫌だろうな〜って
個人的にやまなし、少年の日の思い出は読んでて楽しかったです〜
Posted by ブクログ
変わらず面白い。
みくのしんさんの想像力、描写力には毎回感服してしまう。
本作で紹介された物語は「授業で読んだなー」程度で、正直内容は覚えていなかった。
改めて共に読み返してみると読めない漢字は適当に流し、文章なんて字面通り読んでいたので、解説(みくのしん)が入ることで、「そういう見方があったのか!」とか、「作者はそれを言いたかったのか!」と気付かされるものが多かった。
山月記を読んでいた時に
やけに李徴が難しい言葉を使っていることに、みくのしんが「読めない」と頭を悩ませていた。
私も頭が痛くなるほどだったが、
読んでいくにつれて李徴が難しい言葉を使うのは
「まだプライドがある故に同じ内容でもあえて難しい言い回しにしているのでは。」
と感じている自分に気づいた。
読み進めると当のみくのしんも似たようなことを言っており、
『李徴が難しい言葉を使うときは、自分の恥ずかしい気 持ちを打ち明けてるときなんだよ。』
私にもみくのしんがいるやん。
って嬉しくなったりした。
理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、 理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。
これは山月記に出てくる李徴の言葉だが、
思わず、「うわっ。そうじゃん。」と声に出してしまった。当たり前のことだけど、当たり前すぎて気づいていなかった。それも、84年前の作者もそう思っていたんだなと思うとこれまたいつの時代も同じ悩みがあるもんなんだなって思ったり…。
今回読んでみて収穫できたことは、
「。」まで読んでみること。
みくのしんが言っていた難しい漢字や文を読むと終わりが見えなくて息苦しくなるという話。
大共感で心のなかで首がもげるほど頷いた。よくぞ言語化してくれた!
それに対してかまどさんの
まずは「。」まで読んでみよ。そうすれば言いたいこともわかるだろう。
という教えは、私の読書歴のなかでも革命級に欲しかったアドバイスだった。
モヤが晴れたようなそんな気持ちにさせられた。
だから次から読みにくい本を読むときはこの言葉を目標にしてみよう。
ニシダさんとの対談でも収穫があった。
それは小説を書く時にそのキャラクターから見える景色や心情を投影すること。
これまた当たり前に見えるけど、
どうしても文章を書くとなると私は綺麗に書きがちなので出来上がるとみんなまともな人たち(文の書き方が同じなので)になってしまう。
確かに『遅刻』一つでも、
この世の終わりみたいな人もいれば、
遅刻したけど快適に通勤できた。
はたまた、
遅刻したことで今日の不幸は終わった!
と三者三様ですもんね。
みくのしんが書いた李徴が絶妙すぎて笑わざるを得なかった。