【感想・ネタバレ】すらすら読める方丈記のレビュー

あらすじ

総ルビつきの原文、中野孝次のわかりやすく、かつ洞察に満ちた現代語訳、そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。大地震、大火、大飢饉、辻風、さらに遷都を体験し、ついには方丈の住居暮らしに本当の安心を得た生き方が心に沁みる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

方丈記、鴨長明、日本三代随筆(エッセイ)
平安〜鎌倉

★好きなことをして生きると楽しいよ

■大災害と挫折
・人と住居
・視点と美文
■出家と隠居
・ミニマリスト
・山奥ニート

■生まれ
・下鴨神社、公家、禰宜(神職)の子(18歳)
・父:長継の死→祐兼に禰宜の争い敗北(21)

■5大災害(平家、新仏教)
・安元の大火(23)
・治承の辻風(26)
・福原遷都(26)
・養和の大飢饉(27)
・元暦の大地震(31)
→絶望

・和歌所で後鳥羽上皇に歌の才認められる念願の禰宜かと思いきや祐兼に合理的に言いくるめられ跡取りは佑兼の息子へ(47)
→後鳥羽上皇はもう1つ偉いポストをつくり別の神社を格上げし、そこに長明を任命した
→しかし、長明はショック下鴨の糺の森がよかった
→長明、後鳥羽上皇の任命を断る→山へ出家
⇒糺の社事件(50)

■究極の住居=「方丈庵」
・簡易組立式
・法華経・阿弥陀像
・琴・琵琶
↓3m×3mの部屋
_________
仏教 l 生
---- l
芸術 l 活
_________

■出世でもない出家でもない
(この時代はこの2択のキャリア)
・念仏・読経休む
・楽器・歌・文章
・春夏秋冬(藤の花、ホトトギス、ヒグラシ、雪)


⇒⇒⇒「数奇の人」
:芸道や風流に心を寄せる人(今でいうオタク)

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2022年02月02日

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