【感想・ネタバレ】帝国の娘 上のレビュー

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Posted by ブクログ

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 「大河少女小説」という文句に惹かれて。
 コバルト文庫からの復刊ということと、王族の身代わりということで、ご都合主義な恋愛小説なのだろうな、とあまり期待しないで読み初めたら止まらなくなりました。

 鄙びた山村で育ての親と暮らしていた14歳の少女カリエは、突然現れた青年エディアルドにさらわれ、病床の皇子の身代わりとなることを強要される。

 皇子の身代わりに仕立てられ、厳しい訓練に耐え、後戻りの許されない運命をときに嘆きながらも果敢に立ち向かっていく。
 カリエ一人の頑張りを追いかけていくだけでなく、彼女を取り巻く人物の行動や心情を上手く絡めているのがいいなと思いました。このあたりの描写がないと「大河小説」にはならない。
 なにかと気が強く感情をすぐに態度に示す直情的な少女が主人公で、最初はなかなか馴染めなかったのですが、次第に「彼女だからこそ」と納得できました。

 上巻は世界観の説明が多く、神話の価値観が強く根付くファンタジー世界なだけに、呑み込むのがけっこう大変。
 でも、のちのちこの神話が重要なファクターになってくるらしい。

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2014年09月28日

Posted by ブクログ

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【ひとり須賀しのぶ祭り実施中】
辺鄙な山に住む娘カリエが顔が似ているということで皇子の身代わりにされ、次期皇帝候補の一人として都に狩り出される。

コバルト版からの刊行し直しということですが、なかなかつかみはOK.他国の男装の皇女グラーシカや色目使いの戦う僧、お目付役のエディアルドと役者は揃っている

さてこれからどうなるか…。
しかしカリエ、惚れっぽいのはどうなのw

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2012年12月20日

Posted by ブクログ

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あっという間に物語に入り込んで気づけばカリエに同情していた。特に髪を切り落とされたところ、この仕打ちは14の子には辛いと気持ちが沈んだ。カリエは自分の頭でよく考える賢さがあるから、応援したくなる。
王族としてのあるべき姿をグラーシカから学ぶところが良かった。
化けの皮が剥がれないか心配だが、今のところはエディアルドがいるから大丈夫、でも下巻だとどうだろう?
面白くて一気読みだ。

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

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ルトヴィア帝国の辺境の山村で育った猟師の娘カリエの数奇な運命...これアニメ化したら面白いかも、と思った。 

打ちのめされて泣いても敢然と立ち上がる強かなカリエちゃん、かなり好み♪ 
上巻のイチオシはサルベーンと出会った直後のカリエとエドの夫婦(?)漫才www 

さて、下巻はようやくカデーレ宮篇だね。 
楽しみ楽しみ♪

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2012年01月12日

Posted by ブクログ

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なんとなく手にとってなんとなく読み出した。最初の主人公の物言いで買ったことを後悔したが、ちゃんと最後まで読み通せた。
ただ設定は残念ながらラノベの域を出ないのかな。

そもそも、王子候補がそんなにおいそれと外にでてはいけない。てか出れない。

少女が身代わりになる、っていう非現実的な設定だからこそ、設定の面でもっとリアリティを追求してほしかった。
続編はよまないかなぁ。残念ながらシリーズ名に失笑した。

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2012年09月13日

Posted by ブクログ

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主人公の14歳の少女カリエは、ルトヴィア帝国の皇子に瓜二つであるという理由で、身代わりにさせられるため故郷の村から連れ去られた。死の淵に近い皇子の皇位継承権争いのために田舎娘が一人の皇子に仕立て上げられ、帝国内の権力闘争に巻き込まれながらカリエはその経験を通して成長していく。
胸躍る展開ではなかったが、登場人物一人ひとりの描かれ方が丁寧でそれぞれの心情がよくわかる話だった。クライマックスは下巻に続くのだろうが、続きもなかなか気になったので面白い。

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2012年05月15日

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