あらすじ
仕事の正否を分けるのは、実は「ちょっとした気配り」の有無だったりする。名刺交換の際には、机越しではなく、相手の側に行く。椅子に座っている時は、背もたれに寄りかからない。メールには住所・電話番号がすべて入った「署名」をつける。メールの日時の連絡には必ず「曜日」もつける……。細やかな気配りの積み重ねが、相手の信頼を勝ち取っていく。大事なことは、相手の気持ちを感じ取って動く感性だ。プルデンシャル生命の伝説の営業マンが、社内外を問わず大切な気配りの極意と身につけ方を伝授する。
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Posted by ブクログ
リクルートとプルデンシャルでTOPをとった人の営業時における気配り論。具体的なおもてなしの行為について書かれていて面白い。
初回訪問時には保険の話はせず、その人のヒアリングに終始。二回目以降に初めて営業を行う、などは営業において大変参考になる考え方でした。
ただ全体的によかった気配り事例の紹介、という感じなのであまり実践に移せるエピソードはないため、読み物としての再読はアリ。
以下抜粋
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・すれ違う時、すっと一度止まってから会釈をして通り過ぎていくところが、さすが一流ホテル。
・客先でBBQに参加をした際、若手社員から箸を渡された時「袋だけ頂きます」とすっと袋だけ抜いた瞬間、「これは!」と思いました。
・相手にとって嬉しいことは、自分にとっても嬉しい。
・親に会うと、絶対にこの新人を一人前にしなきゃならない!って気持ちになるだろ。そういう自分の責任の重さを強く感じるためにいくんだよ
(部下の親へ直接会いにいく部長)
・その職業のほとんどの人がやらない、ほんのわずかな気配りが、人を「また来たい」という気持ちにさせる
・お客さんは信用できる人を求めている。そのために社長に会うようなときは保険の話ではなく、どうやったら売上げが上がるのか、という話をする。