あらすじ
翻訳機が使えない本だけを売っている辺境の惑星の書店を訪ねてきた女性の意外な目的とは……(表題作)。物に触ると鋭い痛みを感じる女性の家には、かつての思い出の品があって……『サボテンを抱く』。見たこともない不思議な世界の瞬間へと誘われる掌篇14作
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Posted by ブクログ
SF掌編集。掌編ならではの突飛さが良かったです。いきなり始まっていきなり終わる。「サボテンを抱く」「惑星語書店」「願いコレクター」「とらえられない風景」が好きでした。とくに惑星語書店がお気に入りかも、知らない言語を会得してまで本を読みたいと思うのはすばらしい異文化コミュニケーション。心が躍った。
後半パート「ほかの生き方もあることを」は、同じ設定なんですね。宇宙からやってきた外来種に侵されつつある地球。いっそ異生物に侵食された方が生きられるんじゃないかと思っても、決断するのは簡単じゃないだろうな。
Posted by ブクログ
『サボテンを抱く』『惑星語書店』『外から来た居住者たち』が特に好き。
『サボテンを抱く』
胸が痛んだ。パピラの「もういない」という言葉がとても苦しいし寂しい。
『惑星語書店』惑星語って文字は、音韻はどんなのだろう。異国の地にて母国語で話しかけられたために心を開く人というのを動画でよく見かけるが、その時のまるで友人に再会した時のような嬉しそうな顔が頭をよぎった。
『外から来た居住者たち』おいしいと感じられない、という感覚の理由が地球外星人だからという設定が面白い。ダヒョンと店長が美味しさを分かち合えた瞬間をこうやって見せてもらえて嬉しい。