【感想・ネタバレ】男の作法のレビュー

あらすじ

てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ……。勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さりげなく“男の生き方”を説く。本書を一読すれば、あなたはもう、どこに出ても恥ずかしくない!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひとつのことをやりながらつねに他のことにもきをくばる
神経の回り方、体で覚える
同じ時間に二つのことをやる、パット感覚で反射的にできるように日常のつまんないことで肉体を訓練する
仕事のやり方が違ってくる

理屈だけでは世の中わたっていけない
人間そのものが理論てきに成立してない

異論なめんで客観視するくんれん、色の感覚をみがく
じぶんにあうきちょうのいろというのをいめる
靴とネクタイは色をあわせないとおかしい
おしゃれは自分のためにやる、じぶんのきぶんをひきしめる
自分はどういう形のものを主張するのかを決める
指の先を引っ掻ける

ぶんそうおう、そのときの自分にあわせて、そもそもなんのためにそのものをもつのかを基準にする
20さい、ライターカルティエ
一転豪華主義はおかしい
時計がおかしい、
読み方が会得できる
新しい時代感覚、
ななめよみ
熟読本
日本人は感覚のこくみん、りくつでない
わかいじだいにいろんなことをくびをつっこむ
きぶんてんかんがうまくできないとだめ
しんけいふといとばか
すみからすみまでよく回る細かい神経と同時にそれをすぐ転換できてそういうことを忘れる太い神経ももってないと、両方をあわせもってないとにんげんはだめ
英雄は神経細かい、英雄豪傑。
自分にあったやり方でかいたくする
気分転換のケースをたくさんもつために首を突っ込む
麻雀は時間かかりすぎる
絵描きになるつもりはないけどたのしみにかく、
美術の本を見る、そのことだけでもきぶんてんかんできる
貪欲にいろんなものを吸収しようとする
いろんなものに応用できる
どういうえをおあつめか
銀行かとえ

男の維持夢ロマン、だれにも真似のできない特技を身に付ける

休まず遅れずははたらかず

自分をみがく

大勢の人を使ってひとつのことをまとめあげていく、そして初日の幕をあける

一人で旅にいくと自分がわかる
旅に出ることのひとつ

演出をやることは自分を知る非常にいい機会

すべてごぶごぶ、一日だけでも余裕をもって
あまり期待しないで最悪の場合を想定しながらやる
人間の予測が全く宛にならない
落ちることを考える、最悪の場合を想定しながら自分のやるべきことはやる
いつもごぶごぶ、はいるかもおちるかもごぶごぶ、戦士も五分五分
その日から仕事ができる、時間のロス

チップをやる、100えん、タクシー
サービス料
自分も世の中から恩恵をうけている、自分の世の中にできる限りは報いなければならないのが男をみがく
形に出さないとわからないんだよ気持ちというのは
ありがとうなんて安売りできるんだから
100円は身銭を切ってだしたもの、気持ちが通じる

おくりもの
ネクタイ送るときはスーツしってないと
ふろおけ
ステッキ
手紙を送る
気持ちを率直にだす
年賀状、絵を描く
カレンダー
時間の活用むずかしい
3ヶ月単位、3か月先を見越したうえで現在の時間を使っていく、全て前もって前もってことを進めていくのが時間の使い方の根本
時間の余裕をたえず使っておく
まとめてたばこを買っておく

他人に時間のうえにおいて迷惑をかけることは非常に恥ずべきこと

男にとって結婚とはなにか

自己本意の考え方が強い女!女の見分け方
自分の女房にするかまず考えるとき女のなかでは他のことにも割合気が回る女かどうかということ


はなしがおわるとがちゃんはだめなおんな

電話のかけ方

自分本意
神経の回り方
神経をはたらかせる訓練
機会が麻痺させる
家でごろごろ
シーズンオフ
京都は12月
2.12.6月が旅行の楽しみかた

たえずきゅうしんりょく、たえずそのことをおもってたら段取り、しぜんにそうなる

結婚式と新婚がゴール?

新婚旅行は水入らず観光シーズンはずして、落ち着いて水入らず
人生の最大のハイライト
新婚は一ヶ所か二ヶ所か
これじゃ思い出にならない
結婚したときに、いわなきゃ、母親をしかる
ひとつのことをやるとき、どうせやるなら自分だけじゃなくてもっと色々な人に利益になるようなことはないか
女の力女の責任
浮気とは、
おんながいっしょならおならだめ
恋人ならあばたもえくぼがまんしちゃう
30前に結婚、40暗いに女ができる
はりあう、
この人の女房になれなくていい人はいない
あえるときにあいたいひとはいない、けんびきょう
はりあう、男が苦しむ

浮気のテクニック、あくまで浮気にとどめる
いつだれにとられるかも

女の肉体の方が強い、肉体的なもの
アダムとイブ以来
女がいかに恐るべき生き物であるか


男の運を落とすのは女、女の運を落とす男もいる
男の運を落とすのは女の責任

男はわかれるつもりはない、女は浮気とは見ないのが女の気持ち、男は悪妻でないかぎりもどらないわかれることはありえない
夫と年が違う

夫婦もドラマチッスでない、顔まで画一化されてる

いきる
楽しみとしてやらなきゃ続かない
人のいやがる仕事を進んでやる
そのときの仕事をたのしむ
さしおさえたのしむ
仕事に身銭を切る!お茶くれる人に心付けをする、気分が違う
若いうちにしかできないことやる
自分にたいして将来役に立つ投資をする時代
映画キチガイのほうがいい
芝居の配役が人事
 おとこのみがきどきというものがある、苦境にたったとき、安穏なときにこそじぶんはなにしなきゃならない、70まで36年
自分が死ぬということをしっかり考えろ
自分は死ぬことに向かって生きているんだ

忘れるように生きている
いきているうちに

幼児体験によってきまる、男をみがく
人間一生は半分は運命的に決まっているかもしれない、だけど残り半分はやっぱりその人自身のもんだい、磨くときに男をみがくかぎ肝心、男はなんで自分をみがくのか、人間は死ぬというかんめいなじじつをできるだけ若い頃から意識する
自分のまわりのすべてのものが自分をみがくためのみがき砂だということがわかる
みがき砂としていかそうというきもち
あさきがついたらいきがとまっていた大往生
苦しみが少なくて眠ったように大往生

0
2024年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・顔…人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ
男の顔をいい顔に変えて行くということが男をみがくことなんだよ
・目…何の利害関係もない第三者の目に映った自分を見て、普段なかなか自分自身ではわからないことを教えられる、それが旅へ出る意味の一つですよ
・旅行…やっぱり求心力というのは大事なものだね、何かこうしたいと思ったら絶えずそのことを思っていれば、何かにつけてそのことを目指して、無意識のうちに少しずつ段取りを進めていくからね、だから自然にそうなるということになるんだよ
・靴…人間というのはやっぱり、一つまいた種がいろいろに波及して行くわけだよ、外にも波及して行くし、自分にも波及してくる
・そば…唐辛子をかけたかったら、そばそのものの上に、食べる前に少しずつ振っておくんだよ、それでなかったらもう、唐辛子の香りなんか消えちゃうじゃないか
・ネクタイ…自分のおしゃれをする、身だしなみをととのえるということは、鏡を見て、本当に他人の目でもって自分の顔だの躰だのを観察して、ああ、自分はこういう顔なんだ、こういう躰なんだ、これだったら何がいいんだということを客観的に判断できるようになることが、やはりおしゃれの真髄なんだ
やっぱり映画を観るとか、小説を読むとか、いろんなものを若いうちに摂取していれば、自然にそういう感覚というのは芽生えてくるわけですよ
いろんな面で自分というものを自分で見つめて、客観視することができるようにする訓練、これが大切なんだよ
・本…本をたくさん読んでいくうちにね、おのずから読みかたというものが会得できるんですよ、ここは大事なところ、ここは斜めに読んでいってもかまわないところと、おのずと勘でわかっちゃう
・てんぷら…てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ、てんぷら屋のおやじは喜ばないんだよ
・わさび…刺身の上にわさびをちょっと乗せて、それにお醤油をちょっとつけて食べればいいんだ、そうしないとわさびの香りが抜けちゃう
・カレンダー…余裕を持って生きるということは、時間の余裕を絶えずつくっておくということに他ならない
・クセ…すべて五分五分という考えかた、これがやっぱり大事なんだとぼくは思うね
・約束…自分の人生が一つであると同時に、他人の人生も一つである、だから時間がいかに貴重なものかということを知っていれば、他人に時間の上において迷惑をかけることは非常に恥ずべきことなんだ
・週刊誌…将来の自分を高めていくための何かほかのものにふり向けてやっている人と、放縦に躍り狂ってセックスしたりしている人との差は、必ず数年のうちに出てきちゃう

0
2023年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずは作者の池波正太郎さんのプロフィールは、
1923-1990年を生き抜いた浅草生まれのチャキチャキの江戸っ子である。
下町、下谷西町小学校を卒業後、
株屋に勤めて、
戦後に下谷区の役所に勤務。

長谷川伸さんの門下に入り、
新国劇の脚本、演出を担当し、
後に直木賞を受賞し、
【鬼平犯科帳】などの膨大な作品群を発表している。

そんな昭和のダンディーな男である、
池波正太郎さんの会話形式のエッセイ本。

この本には昭和の日本人の漢の作法が
十二分に詰まっている。

経歴からしても、お堅いお役所勤めをしていた池波さんの視点は実に面白い。

ビジネスマナーというよりは
男のマナーを教えてくれている本作。

あとがきの解説に常盤新平さんがおっしゃっていたけど、この本を20代、いや30代でもいいから出会っておきたかったと。

まさに自分は昭和生まれで平成を生き抜いてきた30代後半の男である。

そんな自分に池波さんは本を通じて、
昭和の粋な、みんなが憧れた漢の作法を教えてくれているのだ。

本作は寿司や天ぷら、鰻の食べ方から
スーツの着こなし方、仕事のあり方
まで
ありとあらゆる日常シーンで
池波さんならこう考える!
というのを余す事なく指南してくれる。

以下は読書中に響いたメモです。
↓↓↓

余裕を持って生きるということは
時間の余裕を絶えずつくっておくということ

すべて五分五分という考え方

人間の一生は半分は運命的に決まっているかもしれない。だけど残りの半分はやっぱりその人自身。

磨くべきときに、男を磨くか、磨かないか、
結局はそれが一番肝心。

人間は死に向かって生きてるということ。をたまに思い出す。

仕事、金、時間、職場や家庭
あるいは男と女のさまざまな人間関係、
それから衣食住の全てについていえることは
【男のみがき砂として役立たないものはない!】


うん、むちゃ響いた!
たぶん亡くなった自分の父親も
昭和なダンディーな人だったから
こんな思考も持っていたのだろうと思うと、
お父さんからの教訓にも聞こえる。

定期的に読み返して男の作法で
自分を磨きたい!
そんな良作でした!!!

0
2023年04月10日

「エッセイ・紀行」ランキング