あらすじ
冠動脈手術を受けるため入院した命の交代要員として、副院長が送りこんだのは、自身と危の妹・桐生棗だった。棗は副院長、危どちらとの兄妹仲も悪くなく、腕利きの外科医でもあるため、特に問題ない人選に思われたが、危は棗のある性格に不安を感じていた。それは「手術が下手くそなヤツは外科医として殺す」というほどの、手術技術への異常なこだわりで…
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天才の責任
誰にも負けない技術がありながら、誰でもできる方法を考える、無限の樹系図が根底にある西條命らしいエピソードです。
医者だけでなく、人と関わるあらゆる仕事に通じる大事な考え方だと思いました。
Posted by ブクログ
命の心臓バイパス手術も無事終わった。次に小児の膵臓腫瘍摘出手術。自分が本書のような医療モノを好きなのは、医療監修の下で技術的な話題を漫画で判りやすく表現しているところだ。第44話「誰でもできる方法」は、天才的な手技ではなく、普通の医師なら誰でも修得可能な手技で救命するという考えに目から鱗だった。