あらすじ
「私はルチアが良いな。君に私の王妃になってほしい」
かつて悪役令嬢として追放された母の復讐のため、その母国へやって来たルチアは、母を悪役に仕立て「運命の恋」を叶えた元王太子と男爵令嬢の息子である国王ヴァレリオに突然求婚される。聞けば母の冤罪は既に晴らされていて、ルチアが復讐するまでもなく彼の両親は制裁を受けていた。そしてヴァレリオは両親の「運命の恋」によって起きた国の混乱を是正するため、ルチアとの結婚を望んでいたのだ。両親のような愛のある結婚に憧れるルチアは求婚を断るが、何故かヴァレリオに気に入られてしまい、彼の猛攻がはじまって!?――どこもかしこも可愛いよ。君の全てを愛でたくてたまらないんだ。
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さすがクレインさん
ルチアがとてもステキ。
ヴァレリオにとっては福音のような人でしょうね。
まさかのパパさん黒幕にビックリだし、さらにはママさんの一言にもビックリ。
ある意味お似合いの夫婦なんですね。
真実の愛の尻ぬぐいをさせられる子供たちのお話はとっても新鮮で楽しめました!やっぱりクレイン先生の作品にハズレなし!!!
様々な形の愛のカタチが描かれていましたが、やっぱり最後に発覚した両親のあり方が強烈すぎて今までの話が吹っとんじゃいました・・・笑
実によい。
作家さん買いです。
幸せな気持ちでエピローグを迎えて、そこでルチアの両親の闇を見て「ウヒィ」となりました。
安定のクレイン先生のダークをハッピーに潜ませる手腕に脱帽です。
エミールこっわ!お母さんもやれやれ仕方ないわねぇみたいなそぶりで乗ってあげてるのきっとエミールは気づいてないんでしょ?こっわ!!
とりあえずルチアはまっとうに育ったし、ヴァレリオもヒネてるようでまっとうなのでよかったです。
実によかった。
ありがとうございました。
次回作も首を長くして待っています。
そうきたか〜
作者さん買いですが、今回も面白くて一気に読んでしまいました。よくあるパターンの悪役令嬢のその後の話なのですが、最後に明かされた秘密からの、また最終的に明かされた秘密。面白かったです。
黒幕は⁈
作者様買いです。今回もとても面白かったです。自身の母親が悪役令嬢であることを聞かされたルチアがザマァするために、母を裏切った元婚約者の王太子、その恋人の男爵令嬢、そして母を修道院に送った祖父母である公爵夫妻と会うのですが、何故かすでに、しっかり償わされていて。その上、現在の王に求婚される。
そんなお話を作者様はテンポよく最後まで書き進めます。平民として育ったヒロインのルシアは、商売人らしく前向きで決断力もあって魅力的な女の子です。そんなルシアがたどり着いた先、どんな真実が待っているのか。とても楽しめました。