あらすじ
子どもにとって本当に必要な体験とは何か?
「体験格差」という言葉の響きがもつ薄気味悪さを手がかりに、
大人たちを「体験の詰め込み教育」に駆り立てる「呪い」の正体に迫る!
大学入試の変化や非認知能力ブームで、子どもの体験までもが課金ゲーム化している。親たちは体験の詰め込み教育に駆り立てられ、子どもたちは格差意識を刷り込まれる。まるで「体験消費社会」だ。
体験をたくさんしたほうがいいと煽られた結果、お金のある家庭の子どもたちはたくさんの習い事をさせられ、かたやお金のない家庭の子どもたちは遊ぶ相手すらいない状態で地域に残される……。そんな、小学生たちの放課後の分断が、あるNPOの調査結果から浮かび上がってきた。
著者は、100年以上の伝統があるキャンプから、プレーパーク、無料塾、駄菓子屋さんまで、体験を通した子どもたちの学びの現場を訪ねる。現場からは、「体験格差」という概念そのものに対する疑念や困惑や批判の声が相次いだ。
本書は最後に、体験消費社会に対して3つの警告を発する。著者が発する3つの警告について、体験格差解消を掲げて活動する複数の団体からの回答もそのまま収録されている。
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読みました。
体験格差という言葉を聞いて、親だったらドキッとしない人はいないんじゃないかな…
私はもれなくドキッとして読み始めたひとりです
でも本の中で著者が「体験格差」なんてものはない
と言い切ってくれていて
その理由も腑に落ちてホッとしました。
我が家は毎週末、近所の公園とか児童館とか
お金をかけることができておらず
一方でディズニーランドとか高級ホテルへの旅行へ行った同じ保育園のクラスの子達のお話を聞くと
どうやっても後ろめたさが生まれていたんですよね
あーうちはまだ一度もディズニー連れて行って
あげられてないよなーとか
帰省以外の旅行の経験もないよなーとか。。
でもお金がかかってるとかは関係なくて
それこそ「最近行ってない公園に行こう」とか
「この遊び暫くしてないから今日はこれやろう」とか
それだけでも異なる体験になっているし
子どもがこれやりたい!と
親の提案ではなく自らやりたいことを見つけて
没頭して1時間が経っているとか
今のままでも別に大丈夫なんだなーと
育児を肯定してもらったように感じながら読みました
体験格差を自分の子供に与えないために…!と
世の中?メディア?事業会社?からの
プレッシャーや戦略に乗っかって
無理にお金を使って
「この非認知能力を身につけて」という下心で
子供を色々なキャンプやワークショップに
連れ回す…ということを
私はやらなくていいや、と思えた1冊でした。
前向きになれました。読んで良かったです!