あらすじ
アンチエイジングは自分の人生を否定すること。いくつになっても人は成長する! 「脳トレ」ブームの立役者と高齢社会研究の第一人者が提唱する新たな概念に世界が注目!
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Posted by ブクログ
スマートエイジングの本。アンチエイジングではなく、スマートエイジングという概念と始めの風姿花伝などとのたとえ話がおもしろかった。
<メモ>
・風姿花伝でいう若さゆえの美しさである「時分の花」は自然に失われていく。初心を忘れず努力をして「まことの花」を咲かせる。「時分の花」にすがりつくことがアンチエイジング、加齢や老化と正面から向き合い「まことの花」をさかせることがスマートエイジング
■スマートエイジングの秘訣
1.有酸素運動をする 2.筋トレをする 3.脳トレをする ほめてあげて、まだ自分でもできると自信をつけてもらうことが大事。嬉しい気持ちのキャッチボールで認知機能は改善する 4.年金以外の収入をえる 仕事を通じて現役でいることが高齢になっても病気になりにくく、健康でいられるということ 5.他人の役にたつことをする 6.明確な目標を持つ 目標設定→達成感→さらなる意欲 7.好きなことに取り組む 女性はなかなか家でも誉められることがなく、賞状など何かモチベーションになるものがあればがんばる。
■人生の晩年まで健やかで穏やかでいるための4条件
「認知」「健康」「栄養」「社会性」社会性は人と関わる機会を持ち続けること。
・認知機能のいろいろな関係 標準~やや太り気味の人が一番機能高め。最終学歴と認知機能の間には強い相関関係。いきいききびきびと暮らしている人は脳がよく働いている。良質のたんぱく質をとることも認知によさそう。
■子供の心の健康度
・子供の頃に親とおやつを作った経験がある大学生ほど心の健康度が高かった。他人生について前向きで達成感や自信ももっていた
・食事の手伝いも全く同じ結果だった。
・親子で調理体験を行う事で子供のみならず親にも大きな好影響があった。
・子供の親を喜ばせる反応が増える、機嫌がよくなる、気の散りやすさがおさまるなど親も親としての有能さを自覚する、健康状態がよくなるなどの効果があった。
・働く時間を制限した方が効率が上がり、個人の業績が向上していた。
・朝ごはんを食べる習慣のある方が難関大学合格率が高かった。
・年収とも朝ごはん食べる習慣は相関があった。
・朝食のおかずが多ければ多いほど、全ての認知機能が高い。
・作動記憶力トレーニング これにより知能も強化可能。
まとめ
・人間が人間らしく暮らしていけるようにすることが一番。