あらすじ
「100回泣くこと」作者の最新青春小説
恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。キスをして、好きだと思って、何かをわかり合って、やさしい気持ちになって――。そんなことがある度に、私たちはスタンプを押す。いつまで続くのかな? 密やかな気分で私は思う。このカードはいつか、かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっとくる。その日まで、私たちは小さな声で歌うのだ。最強の恋のうたを歌うのだ――。
大ヒットしたロングセラー「100回泣くこと」に続く、初恋青春小説の誕生。
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Posted by ブクログ
本当に普通で当たり前のことを、とてつもなく綺麗に表現されていた。
子供の頃、ゼッタイって言っちゃダメと教えられてた彼女が交際を続けていく中で、絶対にって祈りたくなる気持ちがあることに気づくシーンがよかった
Posted by ブクログ
大学生の等身大の恋愛。
幸せで、とっても幸せで。けどこの幸せを続けていくには何かを変えなくちゃならなくて。
恋愛ってなんかいいな〜って思わされる本。
中村航作品の中では個人的にいちばんすき。
お馴染みの木戸さんや世界三大美徳、大野くんも出てくる。中村航ワールド満載。
Posted by ブクログ
世界の三大美徳は「礼儀」「仲良し」と、あともうひとつは何なんだろ...?そんな事を考えながら成長していく大学生の青春と恋愛。凄く良いですね!
Posted by ブクログ
木戸さんが気になって読んだ1冊(僕の好きな人が、よく眠れますようにを読んでから購入)
木戸さん贔屓で星4
肉にキープはないし、マリンスポーツ野郎は許せない。
富士山に登る前の木戸さん。
最終的に若干木戸さんに染まっている気がするおおのくん。
中村航さんの恋愛小説は少し独特というか、恋愛真っ只中のふわふわの期間を書くのが絶妙にうまいんだろうなと思います。
Posted by ブクログ
コロナ禍で本に不自由していた時、知人が借してくれた本シリーズ。
中村航さん、おかげさまで2冊目。
ボーイミーツガール、ガールミーツボーイ。
中学、高校、浪人生とそれぞれのルートで成長したふたりが大学で出会って恋をする。
それだけといえばそれだけの物語。
全部で5つのパートの、前二つは男子の大野君視点、後二つは女子のミート君視点。
そして最後のひとつは、大野君の友人・坂本君視点。
若いふたりが主役の恋愛小説というと、ガーッと転がるように突っ走って、そこに何かしら試練があって…というイメージ。
でも、このふたりには外からの障害はない。
焦ったり背伸びしあったり駆け引きしたり、そういうものも、何もない。
平凡なようでいて少し変わったふたりが、“恋を突き抜けて愛に至る”道々のストーリー。
とんでもなく誠実で真摯。でも堅苦しくはなく、ふわっと柔らかくて、くすっと笑ってしまう。
ぼうぼう燃え上がる恋愛小説より、下手なファンタジーより、ずっと気持ちがほぐれて心地よいかも。
大野君とミート君は、きっとこれからも同じくらいの足どりで、かわりばんこに、丁寧にスタンプカードを埋めていくんだろうな。
坂本君のパートは…必要だったのか?という気もするけれど、学生時代、恋愛についてはひたすら残念だった彼も、ようやくスタンプカードを埋め始めたのかな、とほほえましかった。
皆さんのレビューで、どうやら木戸さんには他の作品でまた出会えそうだとわかった。再会が楽しみ。
大野君たちの未来は、まぁ心配しなくて大丈夫な気がするので、坂本君の未来もなんとか最強になっていて欲しいなぁ。
Posted by ブクログ
【前置き】
あれは、
5月くらいだったかな?
訳あって、
フライデーを買ったんですよ。
そこでCMされていたのが「トリガール」の映画化でした。
その時から、
久しぶりに会いたくなったんですよ。
「中村航」さんの作品って、
読みたくなるんじゃなくって「逢いたく」なるんですよ「木戸」さんに!
【構成】
その一、スクランブルが「大野」目線で「私」との出会いを書いてて、
「僕」が「私」に告白をすることを決めるところまで。
その二、突き抜けろは「大野」と「私」がつきてって、
でも、
ちょっと行き詰った感があって「約束」を決めて恋愛をリブートする。
と、
友達の「坂本」に連れられて「木戸」さんと出会う「大野」
で、
「大野」と「木戸」さんは「坂本」の恋の応援をする!
そして、
「Silent Siren」のフジヤマディスコを聞きながら富士に挑む?
その三、春休み
「私」は中学の時は浮かれてた。
何に浮かれてるのかもわからんぐらいに浮かれてる毎日。
高校生になって落ち着いて、
それで、
弓道部に入りまして部活頑張りました。
高校の卒業を目の前にしたあの雪の日だけテンションがMAXになったことを覚えてる。
で、
大学に入ったら彼氏を作ることを決める!
その四、最強の恋のうた
「私」はボーリング場でバイトなう!
で、
「大野」に告白され、
イニシエーションラブかもしれない恋に悩み、
「木戸」さんに話を「大野」に聞いて、
富士山の話も聞き、
三大美徳の話しも出て笑、
仲良し。
その五、富士にいたれ
「大野」でもなく、
「私」でもなく、
「坂本」のターン!
ちゃんと、
「木戸」さんの教えを守り、
眼鏡をはずして、
「刹那を生きた坂本」にカンパイ!
【気まぐれとマグレ以外、この世に何があるんだよ】
「木戸」さんに会える小説。
それだけで価値があるんだ。
かぐりんに会いたかったんだって言ってもらえる占い師になりたいですな。
なんでしょね。
めっちゃ「イチャイチャ」してるわけでもなく、
はまってる感がないのに、
「私」は確かに「大野」君にはまってて、
ステキなキケンな恋をしてるんだね。
「大野」君なんですが「私」なんですよ。
「坂本」が最後に「小川」っていってたけど「私」のことかな?
違ってたらすまん。
気になるんだよ「小川」が誰なのか?
普通に、
出てきてたら本当にスマン!