【感想・ネタバレ】土星マンション 7のレビュー

あらすじ

下層の発電所で起きた火災――それに乗じて動き出した“計画”は、最後、どこへたどり着くのか。地球を眺めて育つ少年・ミツの物語――完結。

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Posted by ブクログ

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7巻で完結!
最初は地球の周りを回る「リング」の窓拭き清掃の話だったのに、気づくと話は恐ろしい方向へと向いていました。下層民による上層民攻撃!そんな中でも、ミツくんが関わってきた人達は、みんながみんな下層の人たちを心配するなんて、なかなかに素敵!
ふわふわにやにやしながら、楽しめました!もうハッピーエンドで本当によかった!

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2011年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに完結。
見開きカラーページと表紙でもう何も言うことはないです。
本編最後のセリフも素晴らしかった…!
勿論後日談も良く、じんわりきました。
ハッピーエンドでめでたしめでたし。

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2011年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポストバブル世代に捧ぐる書(マンガだけど。)。

何故働くべきか分からないままこれから働こうとしている人や今働いている人にお勧め。
それから、結婚しようとしている人にもお勧め。

このマンガで考えさせられたこと:
・働くということ。
・生きるということ。
・探すということ。
・築くということ。
・助けるということ。
・共に生きるということ。

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2011年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりにこういういい作品に出会えた、
やさしいだけじゃなくて時に冷たい
でもそれがいい、
それぞれの思いや願いが最後に一気にあふれていく感じと
大地に降り立った時のあの感動とミツの笑顔が本当に心に残りました、
もう少しだけミツたちを見ていたかったです。

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2011年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一人ひとりにとっては前向きな思いなのに、でもそれらが行き着く先がたった一つの狂気という、あまりにしんどい展開にどんよりした終盤ではあったが。たった一つの狂気は、結局たった一つの善意に覆されたわけで。実に綿密に作られたプロットで、ただただ賞賛するしかなかったです。

人が「生きている」ということを誠実に描いていた漫画だった。それは時にミツのような生真面目なまでの前向きさも生むし、真のような鬱屈した思いも生むし、タマチのように前へ進めなくなってしまうこともある。「下層」というフィールドだけでもこれだけ様々な人たちがいるというのに、上層対下層などという安易な二項対立ですべてを集約できるはずはなくて。「本質はきっと変わらない。下層も上層も結局人間が生きているんだね」。うん、その通りだと思う。

このシンプルな絵柄なのに、力強く表情を描くから憎いよなぁ。「お前しか、いないんだ」のとこの真とかイケメンすぎてあかんわ。しかし最終的に真はギャグ要員のようになってしまったな。最初はあんなツンツンしてたというのに。。。

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2013年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地球環境保護のためオービタルリングを建設し、人類が底に住むようになった頃。
ミツの父はリングの外窓を拭く仕事で事故にあい、還らなかった。ミツは父を追うように同じ仕事につき、人との関わりで父のこともこれまでと違った理解ができ、職人として成長もしていく。

1巻から7巻まで
なかなか面白かった。
どのような場所でも人はその場所にあった営みをするもので、環境が変わって成立する仕事が、現実感を持って書かれている。
仕事に真剣に向き合って、客や同僚と関わって、それまで出来なかったことができるようになって、成長していく。そういう変化をじっくり書いていて、読者が生活する今とは違う世界であってもキャラクターたちの暮らす現実としての存在感が強まっていく。
そして、徐々にふくらませていって、最後に吹き上がるリング世界の歪み。
上層と下層の格差への不満。どうしても不自由なリングから地上への憧れ。ミツの仲間への思い、父への思い。7巻かけてじっくり高めてきたうねりを一点に集めて、ミツを乗せた降下機は地球に降りる。

現代とは変わってしまった環境でも続く人々の営みと、そこに生きる思いをじっくり書いているから、動き出したときにちゃんと重みがある。これもまた宇宙好きには良いお話でした。

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2011年12月04日

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