あらすじ
夜会で婚約者のオズワルドが「無理してあの女に笑いかけるのももう限界だよ」と不満をこぼしているのを偶然聞いてしまった公爵令嬢エリーゼ。彼に気に入られるために、地味でつまらない女を演じてきた彼女は、婚約解消を決意する。ところが、彼は意外にも婚約解消を拒否。そしてデートに誘ってきたり甘い言葉で引き止めようとしたりする。けれど、同時に別の令嬢にも優しくしているようで……? 振り回されるエリーゼだが、もう彼の言いなりになんて決してならないと、本当の幸せをつかむために動き出す。待ち受けるのは、新しい出会い、そして隠された真実――薄幸の公爵令嬢の人生大逆転劇、ついに開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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裏で画策する頭脳派のざまぁ
ルネスもケヴィンも公爵も、なかなか腹黒で頭脳派のざまぁを法の下に的確に行なった。オズワルドへの制裁は、ちょっと甘い気がするけど。懲りない性格のオズワルドには、反省を求めても、長続きしないからなぁー。エリーゼやケヴィンと今後関わらなければ良いけど、空気読めないオズワルドは、結婚式の時みたいに、平気で顔出しそうで心配です。
錯綜する3人と1人
ヒロインの爵位や聡明さに嫉妬し劣等感を抱き、ぞんざいな扱いをする元婚約者。その影で、努力と歩みよりをしてきたヒロインの気持ちを知らない。婚約破棄をされたのに、思い上がりの元婚約者に絶妙なアドバイスをする友人。ヒロインを見守る護衛騎士。それぞれの気持ちや行動が交錯し面白かったです。やはり、気持ちははっきり口にだして行動に移さないと伝わりませんね。
婚約破棄のその後
跡取りである公爵令嬢が、婿入りが決まっている侯爵子息に精神的に虐げられ、婚約破棄をする、、というのにとどまらず、人間模様が錯綜していき、とても面白かったです。
纏まってます。
強烈なインパクトを残した前作と違って登場人物一人一人の心情と心の動きを丁寧に描いて上手く纏まってます。 私事ですが前作、大好きなんですがなんか最後の方がよく分からなかったと言いますか、ヒロインの本音や元夫の本音はどこ?とスッキリしませんでしたがこれはそれがありません。よく分かります。
登場人物としてはケヴィンが好きです。腹黒くて頭が良くて企む時は立案、脚本、演技指導もこなしちゃう、最愛の婚約者を事故で無くしたケヴィンに脳内お花畑オズワルド言った言い草!そりゃ嫌われるわ!
自分の手の内にある幸せを自覚も大切にもしないオズワルドとあんなにも大事に愛してきたのに事故で失ってしまったケヴィン、二人の対比は作者の意図?
前作の様に感情が揺さぶられることは少なめですが幸せな読後感があるます。
その後ケヴィンは幸せになったのでしょうか?
完璧なエリザベスに、心が捻くれていくオズワルド。
一緒に切磋琢磨して、上を目指そうとすれば良いのに。
エリザベスの周りの男3人は、結構腹黒⁇
うーん
評判が良かったので期待したのですが、個人的には普通でした。前作が良かったので期待値が高過ぎました。
婚約者が自身のいないところで、自分のことを悪く言っているのを聞いたヒロイン。そして婚約を解消しようとします。色々あり解消ではなく婚約破棄になり、自身の側に幼い頃からずっといた伯爵家嫡男の護衛騎士であるヒーローとめでたくゴールインしハッピーエンドです。
ハッピーエンドに行くまでの過程で色々ありますが良くまとめられていました。ただケヴィンの心情からの計略も予想できましたし意外性はなく、ヒロインとヒーローのジレジレ初々しい感じが続き読んでいて私はそこまで引き込まれませんでした。前作は再読しましたがこちらは再読もないかな、という感じでした。